ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
第十話 内なる修羅その八
「ドモン君と一緒なんだから」
「まあそれは」
 その言葉に照れ臭そうに俯く。
「ドモンだってあれで気を使って」
「そうかしら」
「そうは思えないけれど」 
 ミサトもリツコもその言葉には懐疑的であった。
「いえ、本当に。あれでかなり」
「だったらいいけれど」
「ドモン君がねえ」
 二人はまだ懐疑的なままであった。その様子で言葉を続けるのだった。
「まあいいわ。それでね」
「はい」
「トウマ君身体は大丈夫なの?」
「はい、命に別状はありません」
 レインはその問いにモ素直に答えた。
「次の戦いにも参加できそうです」
「それはまたかなり丈夫ね」
「何か本当にガンダムファイターみたい」
「実際に彼の身体能力はかなりのものです」
 レインはこうも述べた。
「回復力も。ですから」
「そう。じゃあやっぱりいてもらわないと困るわね」
「そうね」172
 レインの言葉にミサトが、ミサトの言葉にリツコが頷いた。
「これから戦いが激しくなってくるでしょうし」
「あの二つの勢力あったじゃない」
 リツコがまた言う。
「ゲストとインスペクター?」
「ええ。敵機の残骸を調べていたのだけれど」
「何かわかったの?」
「彼等の言葉通りね」
 リツコはまずはこう言ってきた。
「地球の技術をかなり使っているわ」
「地球の」
「ええ。そこに彼等も技術も使ってね。それでかなりの性能を出しているわ」
「そうだったの。やっぱり」 
 それを聞いたミサトの顔が引き締まる。
「嘘は言っていなかったのね」
「残念だけれど捕虜は得られなかったけれど」
「彼等の中まではわからないのね」
「そこまではね。けれど敵機だけでもかなりのものがわかったから」
「よしとしておかないとってわけね」
「ええ。それで」
 まだ言う。
「彼等はやっぱり同じ文明圏みたいね」
「それも敵機からわかったのね」
「同じ種類の機体だったし」
 次に言及されたのはそこであった。
「言うならばロンド=ベルとティターンズ位の違いかしら」
「だったら技術的には全然違いはないわね」
 むしろザフトよりも違いはない。そこまで違いがないとはミサトも思っていなかった。
「また極端ね」
「とりあえず彼等についてわかったのはそれだけ」
 リツコはここまでで話を終えた。
「悪いけれど」
「いえ、今はそれで充分よ」
 ミサトは微笑んで旧友にそう述べた。
「今はね。それじゃあ」
「ええ。次の戦いにね」
「向かいましょう」
 トウマも無事であることが確認されとりあえずは危機は乗り切った。ロンド=ベルはすぐに次の戦いに目を向けるのだった。


第十話   完



                   2007・9・20

小説・詩ランキング http://www.sclear.com/s/rank.cgi?mode=r_link&id=5341 http://highmix.s26.xrea.com/robo/rank.cgi?mode=r_link&id=106 http://www.webstation.jp/syousetu/rank.cgi?mode=r_link&id=3648 site_access.php?citi_id=254078182&size=200


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。