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ネィバーランド
作:めろん



第57話 ハイスクール


「ふぁ〜…よく寝たにゃ〜♪」

「…アミュ寝相悪いわね…?!」

「ふにゃ?そうかにゃ?」

「昨夜の内に何回ベットから蹴り落とされたか…」

「ごめんにゃ〜」

「…まぁ良いけど…」

「ふぇ〜…おはようエリ姉に姉御〜」

ルゥがソファーから顔を出した。

「おはよう〜」

ガチャ

部屋のドアが開き、ソラが入ってきた。

「おはようみんな」

「「「おはよう〜」」」

そう言って鞄を取るソラ。

「て、どっか行くの?」

ルゥが聞いた。

「学校」

ソラが答えた。

「え?あそっか学校…」

「「学校!?」」

「え?…うん」

目を輝かせるアミュ。

「行きたいにゃ〜♪」

「駄目」

笑顔。

「なんでにゃ〜?!」

「目立つ」

「何処がにゃ!?」

「全て」

「にゃ〜ソラソラのケチ〜っ!一言返答反対〜!!」

「ソラ兄…確か美容院手伝ってるんだよね?」

「え?うん」

「…そしたら髪の毛ぐらい染められるよねぇ?」

「っ!?」

(…なんかムカつく…)

「ふにゃ〜?出来ないにゃ〜?」

「く…」

「ソラ…お願い?」

「…っ」

すると

「?…お兄ちゃん何してるの?」

バタンっ

勢いよく部屋の扉を閉めるソラ。

「今、何か隠した?!」

「そ、そんなことないよ雲っ」

そこにはソラをちっちゃくした感じの可愛らしい男の子が立っていた。

「本当にぃ〜?」

『雲〜学校行こ〜!!』

「ほ、ほら友達が呼んでるよ?」

「あ、は〜い!」

パタパタ走って行く雲。

「…ふぅ」

「にゃ〜ん♪弟かにゃ〜?」

「うわ!?あ、うん」

「可愛いいわね〜♪」

「お、オレより…高い…」

「元気出してルゥ?」

「連れてってにゃ〜♪」

「…もういいよ…下に来て?」

「「「はーい♪」」」









学校。

「空おはよう〜」

「修!久しぶり〜」

「?昨日も会っただろ?」

「え?あ、そっか!」

「相変わらず抜けてんなぁ〜…」

「そう?」

「そうそう」

修が言った。

「つうかもうすぐテストだなー」

「え!?そうだっけ?!」

「…お前大丈夫か?」

「…ヤバイかも…」









「今日は見学生が来ることになった。えーと、恵理、馨、亜美だ。入ってこい」

ガラガラガラ

(…同じクラスか…てか届け出したその日に見学ってどんな学校だよ…)

しょげるソラ。

「じゃー自己紹介。」

「あ、はい!」

肩までで綺麗に切り揃えてある黒髪の女の子が前にでた。

「え…ふ、藤沢恵理です。よろしくお願いします。」

(…て言うかエリアって年齢的に一個下だよな…?)

「はい次ー」

「る…流河馨です。よろしく」

黒髪の背が低い男の子が言った。

(…何か格好良い名前見付けてきたな…)

「はい次ー」

「高槻亜美で〜す♪」

(…ええ!?猫耳が見えてる!?折角隠したのに…ってか年上だよねアミュ!?)

「ね、猫耳!!」

(うわ早速突っ込まれ―…)

「萌え〜♪」

(…は?)

「本当だ〜♪可愛いい♪」

「ありがとにゃ〜…っ!はうっ!」

急いで口を閉じるアミュ改め高槻亜美。

「…にゃ?」

「可愛いい〜♪」

「猫みたい〜♪」

「はにゃ〜ん♪ありがとうにゃ〜♪」

(は…ははは)








昼休み。

「にゃ〜♪学校楽しいにゃ〜♪」

「僕は疲れたよ…」

すると

(クー)っ!!」

髪を二つに縛った可愛らしい学生がやって来た。

「うわ!?秋!!」

「きゃは♪うわって何ぃ?酷いなぁもうっプンプン!」

「…何しにきたの?」

「うわ酷っ空!!おべんと持ってきたのに〜!!」

「だから僕はクーじゃなくてソラだから!しかも食べ終わったし」

「えー?クーの方が可愛いいよ〜♪」

「人の名前ねじ曲げないでくれない!?」

「「「…」」」

そんな二人のやりとりを見て

(((か、彼女?!)))

(そ、そんな…ソラ…)

(まさかまさかまさかぁ!?)

(やるじゃんソラ兄♪)

「おーい空〜、小池が呼んでるぞ?」

「あ、うん!解った」

返事をすると、

「じゃ、ちょっと行ってくるね」

「はーい♪」

ソラがいなくなると

「にゃ〜秋ちゃん?」

「?はい?」

「ソラソラとは…どんなご関係ですにゃ〜?」

「もしかして…彼女?」

アミュとエリアが聞いた。すると、

「きゃは♪そうで〜〜す☆あたし、空とラブラブで〜〜す☆」

「「「!!」」」

「空とはぁ、一緒にお泊まりしたりぃ、一緒にお風呂入ったりぃ☆きゃは♪」

時間が止まった三人。

(((一緒に…お泊まりしたりお風呂入ったり!?)))

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

「あ!もうこんな時間!じゃああたし戻りますね!」

秋が去っていった。

「…そ…そんな…っ」

「嘘にゃ……」

「ソラ兄…なかなかやるなぁ…」

「「感心するな!!」」

「は、はい!」

するとソラが戻ってきた。

「ただいま〜」

透かさずエリアが言った。

「ソラの馬鹿っ!!」

「もう知らないにゃ!!」

「え?」

エリアとアミュが走り去っていった。

「…え?となりのト○ロ?」

「…ソラ兄も男なんだねぇ…」

ルゥが言った。

「へ?」








帰り。

「ソラ兄?どうしたの?」

「なんかアミュとエリアが怒ってるから…どうしたの?」

「ソラ兄…これはソラ兄の問題だぜ…」

「??」

「自分の胸に手を当ててよぉく考えてごらんよ?」

「よぉく…?」

実践してみるソラ。

(…?)








「ただいま〜」

「おかえり…ってお兄ちゃんにそんな趣味が!?」

「はぇ?」

「ね、猫耳お姉さん…!」

「ん?―わ!」

「…知らなかったよお兄ちゃん…」

「雲?いいから部屋に戻れ?」

笑顔。

「う、…はぁい」






ぶっす〜…

「…どうしたの?エリア?」

「…別に…」

そっぽを向くエリア。

「…アミュ?」

「何でもないにゃ」

同じくそっぽを向く。

「…ルゥ?」

「頑張って!ソラ兄!」

「はぁ?だから何の事?」

「ソラがそんな人だと思わなかったわ!」

エリアが口を開いた。

「え?」

「本当!不潔にゃ!」

アミュが続く。

「はぁ?何が?!」

「「彼女!!」」



時間が止まった。



・・・


・・・・・・



「…え?彼女?」

黙って頷く三人。

「僕に……彼女なんか…いないけど?」

ソラが言った。

「何言ってるのよ?!」

エリアが言った。

「そうにゃ!」

アミュが続く。

「いや本当にいないけど…」

「ソラ兄…見苦しいぜ…」

ルゥが楽しそうに付け足す。

「いやだから―…」

「「「秋!!」」」

そして三人して言った。



・・・


・・・・・・



「え?…秋?」

ソラが言った。

黙って頷いてソラを見る三人。

ますますソラがわけ解らなそうな顔をする。

「あいつ…………………………………男…だけど?」



・・・


・・・・・・



「「「ええええええ!!?」」」

同時に突っ込む三人。

「いやだってあいつ"秋 春斗"って名前だし…」

秋…春斗?!統一の無い名前っ!

「だだだって一緒にお泊まりしたり…」

「一緒にお風呂入ったりって言ってたにゃ!?」

アミュとエリアが言った。

「? …修学旅行の事?」

さらっと返すソラ。

「「「そ、そんな…」」」

「おもんねぇ〜…」

ルゥが言った。

「よ、良かったぁ…!」

エリアが言った。

「本当にゃ〜…!」

アミュが言った。

「え?何?なんだったの?」

今だ状況が掴めていないソラ。しかし、

「それでこそソラソラにゃ〜!!」

「わぁぁんソラ〜!!酷いコト言ってごめんなさ〜い!!」

「うわあ!?」

ソラに抱きつく二人。

「…おもんねぇ〜…」

最後に呟くルゥでした。






夜。

「さぁどうやって帰ろうかにゃ〜?」

「ん〜…あ!そうだ!ソラはどうやってネィバーランドに行ったの!?」

エリアが気付く。

「ガブに心臓撃ち抜かれて…気失ってたから…」

「そ、そっか…」

「でもそうなると、ガブは簡単に世界を行ったり来たりしてることになるね」

ルゥが言った。

「簡単に…」

「ソラソラ〜ガブと初めて会ったのはどこかにゃ〜?」

「此処」

「にゃ〜…此処で出会って…此処に落ちてきて…」

アミュが言った。

「つまり…ソラの部屋のどこかが出入口ってこと?」

エリアが言った。

「ええ!?それじゃプライバシーも何も無いじゃん!!」

「ソラ兄…」

「どこにあるか探してみるにゃ?」

「ちょっと!?僕の部屋をなんだと―…」

「無いなぁ〜♪」

「ルゥ!?そんな楽しそうに机の抽出開けないでよ!?ってかドラ○もん!?」

「此処かにゃ〜?」

「アミュ!?そのクローゼット僕の服しか入って無いから!!ってかモン○ターズインク!?」

「無いわね〜…」

「エリア!?ベットの下は怖いだろ?!」








「…あ!」

「!どうしたのルゥ?」

ソラが聞いた。

「壁に虫食い穴…」

…嫌な予感…

人指し指を近付けるルゥ。すると

「うわ!!」

ルゥが吸い込まれた。

(完全に某CMのパクりじゃないか!!!!)

「凄いにゃ〜!!えい!」

すぽんっ!

「こ、こんな所に…」

「…」

「?ソラ?」

外を見ているソラ。

「…もしかして…戻りたく…ないの?」

恐る恐るエリアが聞いた。

「月が…」

「え?」

外を見るエリア。

「!…嘘?!」

外を見ると、月が巨大に写っていた。

「そ、そんな…?!どうして!?こっちの世界まで!?」

「…解らない…けど」

「?」

「早く行こうか!エリア!」

ソラが言った。

「月から世界を守るために!」

「! …うん!!!」



こうして再びメンバーはネィバーランドに戻って行くのでした。
某CMのように…



















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