ネィバーランド(42/93)縦書き表示RDF


ネィバーランド
作:めろん



第42話 バンド☆コンテスト


「ごめ〜ン 遅れちゃっタ〜っ!!」

「「「レミっ!!」」」

「何してんだYO!当日寝坊KA?」

「もうすぐ始まっちゃうですよ?」

「えへヘ…」

メンバーに怒られて笑って誤魔化すレミ。

「はあ…もう始まっちゃうのか…」

うなだれるソラ。

「ばっきゃ野郎〜まだ羞恥心なんか持ってやがるのKA?!」

「もう本番ですよ?」

「あ、そダ!皆に言いたいコトがあるノ!!」

「「「?」」」

メンバーの目がレミに集まる。

「この曲―…バラード風にしてみなイ!?」








ひゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…


「「「はあああ?!」」」

「な、何言ってんの!?本番だよ今日!」

ソラが叫ぶ。

「だっテ…その方が格好良くなイ!?」

「格好良いとかの問題?!」

「うンっ」

「しかも格好良いかソレ!?」

「えへヘ〜ソラくンなら大丈夫だヨ〜♪」

「いやいやいや!?」

「「…」」

黙って見つめるシドとファー。

「…ソラ、頑張って下さいです!」

「男をみせる時が来たZEソラ!!」

「何言っちゃってんの?!」

「レミは一度決めると手に負えないんです…」

「腹括れYO!ソラ」

「はあ?!!!」

「きゃハ☆じゃア頑張ろうネ!ソラくン♪」

「ちょっ―…」

『ありがとうございました〜"ラビッツ"のメンバーでした〜♪』

「っ!」

自分の前のグループが終わった。

「「「そゆことで ガンバっ☆」」」

うん。良い笑顔!









「ふにゃ〜いよいよだにゃ〜♪」

「て言うか、何歌うのかしら?」

「お楽しみってヤツ?」

「まふ〜?」

「イヤンっソラ早く来て〜♪」

「きき〜!!」









ステージが競り上がってくる。"レミファソラシド"の登場だ。

「あら?…茶髪クンじゃない♪」

ちゃっかり見に来ていた桃色お姉さん。


おっと、始まりますよ。



♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜


ん?このイントロは…もしかして、もしかしなくても…



「♪ドーはドーナツのード〜」

((((ええええええ!?))))

思わず心の中で突っ込む旅の仲間達。
そう。この曲は紛れもない"ドレミの歌"だ。

「♪レーは檸檬のレ〜」

…?何だ?この胸が締め付けられる様な、この気持ちは…?

「…う、うにゃ…」

「グスっ…」

「まふゅ…」

おっと?!会場の皆さんが泣いている?!"ドレミの歌"で!??

「♪ソーは蒼い空〜」

そう。ソラの歌っているこの"ドレミの歌"は"バラード風"になっている為、郷愁を覚えさせるのだ。つまり、故郷を懐かしく感じさせる気持ちにさせるのだ。…"ドレミの歌"で?!

ソラの優しい歌声が終わった。
会場に拍手とアンコールが飛び交う。

「!」

それを見て驚くソラ。そしてレミ、ファー、シドを振り返る。

―うん!

メンバーもソラを見つめかえし、力強く頷いた。

そして、ソラも頷き、素敵な笑顔で観客の方に向き直った。


「無理」

「「「「「「ええええええええええ!?」」」」」」

その場に居合たソラ以外の全員が、漫画っぽくずっ転けた。









「さっすがソラソラ〜♪優勝にゃ〜♪」

「…もう歌いたくない…」

「どうして?すっごくカッ―…」

格好良かったと言い掛けてしまい、顔を真っ赤にするエリア。

「…もう行っちまうのKA?」

「…シド」

「楽しかったヨ…ソラくンっ!」

「…レミ」

「ありがとうございました…ですっ!」

「…ファー」

今にも泣き出しそうな三人。

「感動の場面で悪いんだけど、その宝玉渡してくれないかしら?」

「「「「!」」」」

桃色お姉さんが現れた。

「はぁ〜い?私"妖艶"のヴェルナ。よろしくね♪」

美しい声で挨拶するヴェルナ。

「!…セイクリッド!!」

「す…ストライクだZE…!!」

「良いナ〜ボインちゃンっ」

それぞれの意見を述べるルゥとシドとレミ。

「あら?なかなかタイプよ貴方♪」

「マジKA!?」

「うふ…そこの茶髪クンと銀髪クンも格好良いわよね♪」

「なんにゃっ!?」

素早く立ちはだかるアミュ。

「良いナ〜ボインちゃンっ」

レミがアミュを見て言う。

「にゃんっ照れるにゃ〜♪」

照れるアミュ。

「…ま、遊びはこれでおしまい」

目の色を変えるヴェルナ。メンバーに敵意を向ける。

「宝玉、頂くわよん♪」

「こっちだって渡さないよん♪」

ルゥを先頭に戦闘体勢に入るメンバー。

「あら…部外者はそこでじっとしてなさい?」

レミ、ファー、シドを向くヴェルナ。

「…フリーズ!」


びゅわっっっっっっっっ!

「「「うわ?!」」」

三人の胸下までが瞬時に氷つく。

「あっぶない技だねっ…ボルトっ!!」

「ふふっ大丈夫よ?貴方達にはこの技は使わないわ!」

ルゥの攻撃を避けながらヴェルナが言った。

「戦闘は、楽しまないと♪アイスストームっ!」

突然の吹雪がメンバーを襲う。

「ヒートヒューミディティー!!」

熱気が吹雪を掻き消す。

「あら 私と相性良いみたいねソラクン?」

「え?」

いつの間にか、ソラを後ろから抱き締めているヴェルナ。

「「「なっ?!!!」」」

エリア、アミュ、イオが憤慨した。

「アイスエイジ♪」


ヴェルナがそう呟くと、極寒の風がソラを襲った。



















ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう