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なんだこのタイトル…。
と思った方すみません。
というか一年ぶりでごめんなさい。
緋月のマシンガン継続中です。
対峙っていうより鏡と睨めっこ?
 いつの間にか、景色はきらきらと輝いていた。
(雪みたい…)
 触れても何の触感もない銀の粉は全ていびつで不揃いだった。

『ねぇ夏野。……ハイジャンを逃げ道にするのは失礼よ』
 自分で言いながら、私の胸にも突き刺さる。
『……』
『ライバルにも、昂璃にもね……』
『……知っている』
 夏野の声は私と同じ、硬質で高くもなく低くもない無機質な声だ。
 その声がいっそう冷えていく。
『本当に分かってるの?』
『ああ』
『嘘ばっかり。心の中では逃げることしか考えてない癖に』
 私には分かる。夏野は私と同じだから。
『そうだとしても、結果が出ている限り、誰にも止められない』
『結果?そうそう塗り替えられる記録じゃないでしょう。期待という名のプレッシャーで潰されていく位なら、自分からやめてしまえばいい』
『お前はそれが怖くないのか?』
『何で?私はともかく世界記録持ってるのは夏野でしょうが。高みを極めてしまえば、自然と興味も薄れることもあるでしょう…ってことにしてしまえばいいじゃない。自分で折り合いを付けて、それからリスタートを切れば良い。まだ16なんだから』
『それでも…』
『選ぶのは夏野でしょう?…でも、逃げることもどちらも取ることも、結局は中途半端にしかならないことは、覚えておくのね』
 夏野の目を、真っ直ぐに見つめる。私たちは同じだからこそ、相手から逃げてはいけないのだ。
 銀の粉が、互いの髪を白く染めていく。静櫃な時間の流れる場所で、私と夏野は睨み合う。
『分かってる』
 しばらくして夏野は小さく呟いた。


(同じでも)
(恋をしていない分、夏野の方が弱い)


―――将来の見えない恋なら、尚更に。


『私は、昂璃と同じように僑苡を探していたわ…。心が求めていた。だから、引導を渡すのなら、せめて貴方がやるのね。貫く気があるのなら、一生貫きなさい。…この恋がそれだけの重さを持ってるくらいは、理解しているでしょう。下手に逃げれば、ややこしくなるだけよ』


 だから、何度でも私は、同じことを言うしかないのだ。







はい、どうも。
短かったですね。
前話の後、すぐに書き始めていながらこの状況…。緋月が暴走しまくりまして、結局会話が成立しなくなったので保留したのですが…うん、あれですね、元々自己満で書いてたものですけど、もう皆から忘れ去られてるんだろうな、と。
これからも超絶亀更新でも頑張ります。
この作品に再び神が舞い降りれば週一ペースになるかも知れません。
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