バトル
街の大広間で俺達は戦うことになった。
(正確には俺の改造したお姫様だが)
やじうま達が俺達を取り囲んでいる。
プラスチックの人やマホウ国の人々がチラホラ見える。
そこで向き合う俺とケン一
フィリアはフードからガトリングガンをのぞかせている。
「あれぇ~君のパートナー、フード被ったままなんだねぇ。まっいいけど僕はこれだよ」
後に隠れていたのはいたいけな少女だった。
プラスチックではあるが何故か機械を背中に取り付けている。
あれは絶対プラスチックではない。
「あっもしかして気付いちゃった? 詳しくは言えないけど僕の自信作だよ」
その少女はケン一の後ろに隠れて顔をのぞかせている。
「さぁ、行くんだ私の最高傑作ユイよ」
もじもじしていたユイをケン一は無理矢理前に出させた。
ケン一は怪しい顔でくねくねしていた。
くねくねしすぎだろ。
ユイはおどおどして俺達の前に現れた。
っが必死に顔を隠している。
「ごめんなさい、見ないで下さい。恥ずかしい」
幼女のユイは少なくとも主人のケン一よりかわいいと思った。
「それじゃ行くよ。ユイ、ボコボコのメッタメッタにしてやりなさい」
「はっはいー」
小動物が毛を逆立てるようにユイも体全体を逆立てた。
トテトテとユイが走りながらフィリアに近づいて行く。
ユイの両手が二丁の拳銃になった。
「ごめんなさーい!」
あやまりながらドンと銃を撃ちまくってている。
フィリアはタタタと敷石をふみならしながら、銃弾を右往左往しながらよけていく。
フィリアはユイの目の前に立ち止まるとガトリングガンをぶっぱなした。
するとユイの機械が発動し複数のてファンネルが背中から飛び込んできてフィリアの撃ったガトリングガンの銃弾をレーザーですべて破壊した。
その刹那、ユイが両手の拳銃をフィリアに向かって二発撃った。
至近距離で二つの銃弾に撃たれたフィリアはプラスチックでできた敷石の上にドサリと倒れた。
フードに穴があいていた。
それに腕を怪我している。
血はでないもののプラスチックの腕は破壊されていた。
ユイは涙目でフィリアを見下すととどめといわんばかりに拳銃を心臓の方にもってきて二発弾を撃った。
体が勝手に動いていた。
俺はフィリアから銃弾を守るため彼女に覆い被さっていた。
体があつい……。
血が流れてきたのが分かる。
フィリアは驚きを隠せない表情で自分の口をおさえた。
もちろんフードの奥なので顔は見えない。
ユイは鼻水をたらしながら自分のやった事に恐怖しているようだ。
俺の意識はかすかに遠のく……。
「きょうすけさん!きょうすけさん」
フィリアの俺の呼ぶ声が遠退いていく。