龍嬢という表記になっていますが、変換がないためこれを代用いたします。
プロローグ
昭和14年(西暦1939年)5月、間もなく第二次大戦が始まろうとしていたその日、独逸海軍の拠点であるキール軍港に4隻の見慣れぬ艦艇が入港した。
その4隻に掲げられていたのは、赤地に鍵十字があしらわれたドイツ第三帝国海軍旗ではなく、まばゆい登る朝日を模した旗。極東の国、日本の海軍の公式旗である旭日旗であった。そしてそれを掲げている艦艇で一番大きな船は、平らな甲板を持っていた。そう、独逸にはまだ無い航空母艦であった。
この日キールに入港したのは、大日本帝国海軍の軽空母「龍嬢」、そして帝国海軍の誇る特型駆逐艦2隻に給油艦1であった。
たった4隻のささやかな艦隊の入港。しかしながら、この時から歴史は大きく変わり始める。
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