あなたが好きです、いつまでも
多少歌詞のようになった、詩のようなお話です。
プロローグ:本編:エピローグ、の順番です。
縦読みをしてみてください。
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その日は満月がとても美しくて
現か夢かも分からなかった
だけどあなたの顔を見た瞬間に現実だと気がついた
隣りにいたあなた
理由も言わずに消えたあなた
あなたと私はもう離れバナレ
笑顔の素敵なあなたが好きでした
ずっと一緒に居たかった
右にあったあなたと私のお城も
無くなってしまい今は平地
最近まで一緒にいたあの場所も
ママの言いつけ行けなくなった
黄色い小さなあのお花
絵の具を零した様なその色を
手の平いっぱいに摘んだのはいつの日か
何日も何日も
暗くて湿った部屋の中で
何度も何度も
月日の昇り降りを一人で待たなければならないなんて
手首を切り落として死んでしまいたくなった
苦しみを忘れることが出来るのなら
誰の言葉でも素直に頷きます
再会したい会いたいと
いつまでも一人願い続けるくらいなら
お月様を見上げて笑っていたいつかの日
眠くなるまで一緒にいた
街頭の明かりが消えてしまっても
いつまでも一緒にいたあなたと私
白くなって戻ってきたあなたの顔を
ママよりも先に抱きしめて
すぐに行くよと囁いた
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気づきましたか?
【そうだとりあえずみなさまきえてなくなってくださいおねがいします】
主人公は男の子に恋をする女の子。
男の子はある日誰にも告げずにいなくなってしまいます。
精神を病んでしまった女の子を心配したお母さんは外へ行くことを止めるようになります。
だんだん女の子は病んでいき、楽しかった思い出ばかりを振り返るように・・・。
そんなある日の満月が綺麗な晩、男の子が戻ってきます。
しかし男の子は生物としては帰らず、モノとしての帰還だった。
女の子は誰よりも早くその亡骸を抱きしめ、後を追うことを誓う・・・。
縦読み部分は、
女の子が男の子との二人きりの世界を邪魔されたくない、
自分たち二人きりにしてほしい、いつまでも、ずっと、永遠に・・・。
と、いう意味を込めたつもりです。
他にも解釈はいくつかあると思うので、自分の好きなような解釈をして下さって結構なお話でした。