誰かに宛てた詩集(1/10)縦書き表示RDF


これは詩です。
誰かに宛てた詩集
作:木野子さくら





遠い空に願う
全部無かったことにしてくれと
何もかも忘れてしまいたいと

願ってから気付く
忘れてしまったら
僕はどうなるのだろう
何もなかったなら
僕は何なんだろう

泣き笑いの涙が
風に乾いて
誰かの元へ

無かったことには出来ない
何の所為でもなく
僕の所為でもなく
過ぎたことは
誰かの記憶として
消える事のない
永遠の傷跡

だから
此処に記す
ほほえましい傷跡を
どうか貴方の
記憶の片隅へ












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




TOP | NEXT


小説家になろう