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新しい壱 「ようこそ、霊能力探偵事務所へ」

 小鳥遊の奴は名前を変えて|(読者投票したのかは知らねぇ)、うちの神社に居候することになった。表には出さないが、呪いのことで不安もあるんだと思う。この町への愛着も。
 最近では頻繁に呪いを解く依頼が来る。どうやら、呪いを解ける、敏腕霊能力者がいると、小鳥遊(だれか)が宣伝したらしい。
 まったく、ここが神社だとわかってるのか?

 俺は自分の目を(わずら)わしいと思いながらも、呪いを見続ける。
 呪いってものは、見ていて気持ちのいいものじゃない。でも、見るのをやめれば、俺が悪者みたいだから、見るしかない。
 とは言え、呪いを解くのは、いつも小鳥遊だ。アイツは最近、親父の持っている本を読みまくって、ドンドン呪いの知識を吸収している。


 そして、今日も依頼人が来た。
 受付係は小鳥遊だ。狐のお面で顔は隠している。

「ようこそ、霊能力探偵事務所へ。あの琥珀名探偵に相談かな」

 俺は担ぎ上げられていた。
 依頼人は、制服から察するにこの町の女子高校生。

 今回の依頼は少し骨が折れそうだ。





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