挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
エリィ・ゴールデン ~ブスでデブでもイケメンエリート~ 作者:四葉夕卜/よだ

第三章 砂漠の国でブートキャンプ

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

49/129

第18話 スルメの冒険・その3

 オレ達、エリィ救出組はゴールデン家の武器を借りて装備を調えることにした。一度、家に帰るかという案が出たが、サツキが「試験をクリアすることでアメリアさんの修行が本当の意味で終わると思う。だから家にはまだ帰らない」と言ったので、全員でそのままゴールデン家秘密特訓場の武器庫に来ていた。

「お、これいいじゃねえか」

 白っぽい金属を中心に練りこんだバスタードソードを掴んで持ち上げる。
 重心が柄のほうにあってバランスがいい。これなら身体強化を使わないでも短時間なら片手使いができそうだ。

 試しに軽く振ってみる。
 刺突と斬撃の動作もスムーズにいく。

「それは私が若い頃に使っていた剣よ。七百万ロンしたわね」
「たかっ!」
「いいわよ、持って行きなさい」
「いいんすか? アメリアさんが使うんじゃ?」
「私は闘杖術(とうじょうじゅつ)で十分よ」

 闘杖術ってのは魔法使いの中でレイピア、片手剣に次ぐ人気の戦闘スタイルだ。
 硬い素材を使用した杖に魔法を纏わせて近接戦闘を可能にし、主に敵の攻撃をいなしたり、かわしたりと、防御に特化している。片手にレイピア、もう片方に杖、という魔剣士スタイルのように両手が塞がらず、はなっから両手持ちのバスタードソードやハンマーのようにいちいち杖を持ち替えなくてもいいところが利点だ。手入れも楽だしな。

 つーかオレとガルガインが変わってんだよ。
 バスタードソードとハンマーを使っている奴をグレイフナー魔法学校じゃ見たことがねえ。たぶんオレらだけだろう。

 オレは大した理由なんてなく、ただぶった斬るのがスカッとするからバスタードソードを使用している。どうせ細けえことはできねえ。ちまちまレイピアとか闘杖術なんてやってらんねえ。あんなのは、手先が器用な奴がやればいい。

 ガルガインも似たような理由で、ぶっ叩いたり、ぶっ飛ばしたりするのが性に合っているからハンマーを使ってるんだと。鍛冶で剣を鍛えるときもハンマーを使うから修行にもなって一石二鳥とか言ってやがったな。まあ言われてみりゃ鍛冶師になるんなら効率はいいか。魔法を使うときは必ず杖と交換するはめになるから、片手持ちできるバスタードソードより効率はクッソ悪いがな。

 前々から疑問だったのが、ハンマーとかバスタードソードに杖を練り込んだ、ウエポンと杖が一緒になった武器があってもいいんじゃねえか、と思っていた。
 アメリアさんに聞いたら、そいつは無理らしい。
 どういう原理なのかは知らねえが、五十センチ以上の物体を杖にすると、魔法がうまく発動しなくなるらしい。形も棒状でないとまずいみたいだ。だから剣を杖そのものにしたり、メリケンサックに杖の機能を持たせたり、という便利グッズは作れねえ。

 だが、特殊な形状をした杖が存在しないわけじゃねえ。
 遙か昔の失われた技術で、ウエポンに杖を練り込むことができる、ぶっとんだ錬成方法があったらしい。グレイフナー王国にも、いくつか杖ウエポンが存在している。千年前とかのまじでやべえぐらい貴重な物らしいから、持っているのはごく一部の人間だけだ。
 いつか欲しいもんだな。

 ガルガインはぶっとび錬成方法を確立することが夢だ、と言っていた。
 そんな、武器庫を舐めるように見ているガルガインのボケナスの肩を叩く。

「こん中に杖ウエポンあるか?」
「あるわけねえだろ。ペッ」

 そう答えながら、目はゴールデン家の武器庫に釘付けだ。
 杖ウエポンはなくても結構なお宝があるらしい。

「てめえ人ん家の武器庫でツバ吐くんじゃねえよ」
「癖だ。気にすんな」
「んなことよりどれにするんだよ。全員決まってんぞ」

 エイミーとテンメイは闘杖術スタイルで戦うつもりらしく、専用の杖を数本。
 杖ってのは、魔力結晶のかけらと魔物の心臓を燻製にして混ぜ合わせたものを媒体とし、魔力を魔法へと変換させ、魔力を通しやすいと言われる『樫の木』や『ミスリル鉱物』にそれらを混ぜて加工して完成する。闘杖術専用の杖は、硬度がそれなりにないとすぐ折れるので、『ミスリル鉱物』を使用した物が多い。樫の木の杖じゃ闘杖術に耐えられないだろう。

 そう言っても、別に杖ってのはめっちゃ高価なもんじゃねえ。
 ピンからキリまで種類があり、一般家庭で使われている杖は五千ロンで買える。
 折れてもどっかしらの店でいつでも入手可能だ。

 サツキは片手持ちの小太刀って武器を選んでいた。片側に刃がついており、刀身がゆるやかに曲がっている武器だ。ヤナギハラ家伝統の武器らしい。アメリアさんが若い頃に買った物が残っていたらしい。

 十五分後、ガルガインのスカタンがようやくハンマーを決めた。

「んだよ。結局アイアンハンマーじゃねえかよ」
「やっぱこれが馴染むんだよな」
「そういや自前のハンマーは?」
「てめえのウエポンと一緒で欠損が多くて使い物にならねえよ。ペッ」

 身体強化した状態での武器訓練のせいで、自前のバスタードソードにヒビが入っちまった。ガルガインのアホチンのアイアンハンマーも例に漏れない。アメリアさんが厳しすぎるんだよな、まじで…。思い出すとケツがひりつくぜ。

 武器庫を出ると、秘密特訓場のエントランスで強面コックのバリーと、エリィ・ゴールデンの専属メイドである苦労顔をしたクラリスが、膝をついて待ち構えていた。冬の寒いエントランスでじっと待っているとは、なかなか根性があるらしい。うちの忍耐が足りねえ使用人にも真似させてえところだ。

「エリィお嬢様救出隊の皆様、特訓終了誠におめでとうございます。このバリー、皆様の体調に合った食事を提供できたことの名誉を忘れないでしょう。つきましてはゴールデン家に伝わる必勝祈願の儀を執り行いたいと存じますので、そちらへ一列にお並び下さい」
「こちらへどうぞ」

 メイドのクラリスが、オレ達を一列になるよう促す。
 オレ、サツキ、エイミー、ガルガイン、テンメイの順で並んだ。なぜかエイミーは両手で顔を覆っている。なんだぁ?

「では、参ります……!」

 そう言い終わるが早いか、バリーが持っていた袋からちいせえ玉みてえなもんを思い切り投げつけてきた。

「いってえ!」
「ちょっと! 急に何をするの?!」
「……」
「ってえ!!! いま大事なトコに当たったぞ!? ペッ」
「あたっ、いたっ! 何か粗相でも?!」

 ふざけんな! いてっ! あてっ!
 ったく何なんだよ。オラ、身体強化だッ!

 あー全然いたくねえ。
 玉はよく見ると、金でできた玉だ。純金だな。
 バリーの野郎まだやめねえ。むしろ振りかぶって本気で投げつけてきやがる。
 なんなんだよこれ!

 アメリアさんは腕を組んだままこちらを無表情に見、クラリスは静かに顔を伏せて静観している。

 しばらくして金の玉、金玉がなくなると、バリーがやっと投げるのをやめた。相当な量があったので肩で息をしている。エントランスには金玉が散らばっていた。

「みんなごめんね。ゴールデン家の必勝祈願は金の玉をぶつけることなの。でもさすがに今回は量が多いと思うんだけど…」
「エイミーお嬢様。今回はエリィお嬢様の無事を確認し、護衛して帰還するという大事な大事な、大事すぎるお役目の第一歩。さらには皆様が死ぬ思いで訓練をされていたことはこのクラリス、誰よりも承知しております。ですので、金の玉を今回は増量致しました」
「やっぱりそういうことね」
「いやまじで痛えよ! つーか金玉ぶつけられて必勝祈願とかおかしいだろッ!」

 クラリスに抗議の声を入れたが、彼女は首を横に振った。

「いえ、さすがの一言でございます。皆様、即座に身体強化をできるほどに成長されたのですね……。エリィお嬢様は素晴らしいご学友とお知り合いになられたようで、クラリス感激のあまり涙が…」
「いや何も泣くこたぁねえだろう…」
「スルメ様、どうか試験をクリアし、お嬢様をお連れしてきて下さい…」
「おぜぅざば! おぜぅざばをどうかッ!」

 バリーが横で鼻水と涙とよだれを垂らして号泣している。
 汚ねえな!

 それから金の玉をぶつけられるっていう訳わかんねえ必勝祈願をあと一回され、秘密特訓場を出た。エイミーに聞くと、二人はエリィが好きすぎて、エリィ関連のことになると見境がなくなるらしい。どうやらゴールデン家の使用人はみんなオレ達が試験を受けることを知っていて、ランクが低いとジェラ行きのパーティーに入れないことも承知しているようだ。


   ○


 ウォーミングアップを兼ねて、ランニングで冒険者協会へ向かう。
 魔力をあまり消費しない程度に、足だけを強化する部分強化を混ぜつつ、グレイフナー一番街へと走る。馬車でいくと一時間の道のりがわずか四十分だ。まじで身体強化が便利すぎるな。

 グレイフナー通り一番街『冒険者協会兼魔導研究所』はユキムラ・セキノの時代からある歴史建造物の一つで、重厚感と存在感がやべえ。グレイフナー王国きっての観光名所だ。

 スイングドアの入り口付近は冒険者と野次馬でごった返していた。そのせいで交通規制が入り、警邏隊が増員されている。何かあると集まるグレイフナー国民はほんと野次馬するのが好きだよな。

「みんな、少し待ってもらいたい」

 急にテンメイが人混みのど真ん中で足を止めた。
 なんだよ、と尋ねる前にテンメイは素早く背中にしょっていた商売魔道具の『記念撮影具』通称『カメラ』を取り出し、三脚に立て、構える。なんか穴みてえなとこに目を当てているな。カメラってこうやって使うのか。

「セレブレェェイト!!」

 テンメイが叫んでシャッターとかいうものを切った。
 いや、意味がわからん。

「この光景をあとでエリィ嬢に見せてあげたくてね」
「ああそういうことな。ペッ」
「へえーそうやって撮影するのね」
「さすがテンメイ君! きっとエリィ喜ぶよ!」

 ガルガインがツバを吐き、サツキが感心し、テンメイの言葉にエイミーが喜んでにっこりと笑う。大輪の花が咲いたような、見るだけで魅了されるエイミーの笑顔に、テンメイは「あ、いや、まあ、ははは、大したことは」と、顔を赤くしてどもりまくる。わかりやすッ!

 ちなみに今日のエイミーは、エリィがデザインをしてデザイナーのジョーとかいう男が作った、黒いタイトなパンツに革の黒ブーツ、純白のピーコートとかいう上着、その下に白と黒が混ざった柄のシャツみてえなもんを着ている。なんかよくわかんねえけど、クッソ清楚でお嬢に見える。なんかこの服、新開発した素材で作られていて、防御力がそこそこあって動きやすく、汚れも落としやすいとか。すげえなおい。
 とりあえず、冒険者協会定期試験を受けに来たようには全く見えねえ。

「もういいかしら。受付を済ませるわよ」

 アメリアさんが先頭をきって進んでいく。
 見れば、アメリアさんとサツキもエリィ・ゴールデンがデザインしたらしき服を着ていた。なんだか格段に綺麗に見えんな。こういうのをファッションっていうのか? ただの服なのにすげえ。エリィ・ゴールデンに会ったら聞くしかねえな。

「そういやアメリアさんも受験するんすか?」
「ええ。今年が五年の満了だから、受けないと冒険者証明書が剥奪されるわ」
「そういうことっすね」
「ほらみんな、行くわよ」

 野次馬をかき分けてグレイフナー通り一番街『冒険者協会兼魔導研究所』へ入った。入り口には馬鹿でかい立て看板に『冒険者協会定期試験(グレイフナー王国首都グレイフナー第402回)』と書かれていた。

 休日は頻繁にオヤジと魔物狩りに行っているので、ちょいちょい冒険者協会には来る。だが今日はいつもの冒険者協会とは全く様相が変わっていた。とにかく人が多い。

 オレ達が入ると、ざわめきが起こる。なんだあ?

「お、おい! あれ雑誌の……」
「あーーーーーッ! Eimy専属モデルのエイミーちゃんじゃねえか!」
「なんてこと! 実物のほうが百倍美しいわっ!」
「サインをくださいましッッ」
「ふつくしい! ふつくしいいいいいい!」
「その上着は発売前なのでしょうか!?」

 気づいたらエイミーのファンらしき屈強な冒険者たちに数十名に囲まれた。男女問わず、この場でエイミーに会えたことに歓喜して吠えている。

「あ、あの…落ち着いてください。私は今日冒険者協会定期試験を受けに来ました。だから落ち着いてくださいッ」

 そういうエイミーが腕をバタバタさせて一番焦っている。アホだ。

 しばらくサインと洋服についての質疑応答が行われ、エイミーが立て続けにデートに誘われ、それを片っ端から断り、ハートブレイクした男達をオレとガルガインで適当に励まして、やっとほとぼりが冷めて受付カウンターまで辿り着いた。

 三十あるカウンターの一つ、猫耳娘の受付でサインを済ませる。すでにアメリアさんが手続きを進めてくれていたので、オレ達は参加表明のサインをするだけだ。

「さあ張った張ったぁ! 第402回グレイフナー王国首都グレイフナー冒険者協会定期試験! 高得点者を当ててみやがれぇ! 人気の出場者はこれだ!」

 部屋の奥でさっきから胡散臭せえシルクハットの男がハリセンでバンバン机を叩いている。

「おい」
「おう」

 ガルガインのボケナスに、賭け屋をアゴでしゃくってみせる。
 意図を理解したクソドワーフがうなずき、共に賭け屋へ向かう。

「人気一位はなんといっても数々の伝説を残した炎魔法使い『爆炎のアメリア』ことアメリア・ゴールデン! そして名門ガブル家当主『冷氷のガブリエル』ことガブリエル・ガブル! さらに六大貴族サウザント家からは若き新星『白光のエリクス』ことエリクス・サウザント! さあ、今回の試験は見逃せないぞ野郎共ッ!」

―――バンバンバンッ!

 ハリセンの音が響き、シルクハットのうさんくせえ賭け屋が声を張り上げる。
 賭け屋の後ろにはこれみよがしに金貨が積まれ、綺麗どころの姉ちゃんたちが営業スマイルを振りまいて賭け券を売りさばいている。つーか冒険者協会公認の賭けだからなー。さすがグレイフナーと言ったところか。賭け券を買うための行列がやべえ。むしろ受験者の列よりこっちのほうが混んでやがる。

「誰に賭ける」
「アメリアさんに決まってんだろ。ペッ」
「だな。オレはオヤジにも賭けるわ」
「てめえのオヤジ強ええのか?」
「かなり。アメリアさんほどじゃねえが、いい勝負はできると思う」

 これはまじだ。あのクソオヤジ、かなりつええ。

「俺ぁ、シールド第一師団一番隊隊長ササラ・ササイランサに賭けるぜ」
「あの女めっちゃつええんだろ?」
「やばいらしい。ショートソードの軌道が見えねえぐらい速いんだとか」
「スルメ君、ガルガイン君」

 受付付近で知り合いと話していたアメリアさん達がこっちにやってきた。やべ、なんも言わずに賭けの列に並んじまったよ。

「紹介するわ、オアシス・ジェラへ同行してくれるジョン・ボーンよ」
「よろしくデス」

 ジョン・ボーンって男は色黒でつるっぱげ。身長は百九十ちょい。でけえ。体つきはひょろっとしてて線が細く、目がまん丸で鼻は低い。正直まったく強そうには見えねえ。木訥とした雰囲気のする奴だ。

「うっす」
「よろしくっす」
「彼は沿海諸国の出身なのよ。シールド第二師団から無理を言って引っ張ってきたわ」
「アメリアさん、尊敬してマス」
「現役のシールドッ!?」
「すごっ! ペッ!」
「私たちは先に行っているから、賭けが終わったら奥の試験会場に来なさい。エイミーが何人にも声をかけられて困っているのよ。こんな人混みの中で“爆発エクスプロージョン”は使えないしね」

 そう言って頭を抱えるアメリアさんの指先の向こうには、エイミーと話すための列ができていた。なぜかテンメイとサツキが列の整理をしている。渦中のエイミーはあわあわと狼狽えているものの、ちゃんと一人ずつと挨拶をしていた。律儀な奴だ。

「ああ、それと私には賭けないほうがいいわよ。全盛期より魔力が落ちているから」

 釘を刺すように言って、アメリアさんとひょろ長いジョン・ボーンが人混みをかき分けて奥へと消えて行く。
 まあ、そう言われてもオレはアメリアさんに賭けるけどな。
 上位中級魔法“爆発エクスプロージョン”を無詠唱ノータイムで発動できるのはアメリアさんと、ほんのごく一部の魔法使いだけだろう。

「おや! これは奇遇だねえ!」
「ああっ?」
「んん?」

 聞き覚えのあるキザったらしい声が聞こえたので、そっちを向くと、会いたくもねえクソ野郎が白い歯をキラキラとさせて立っていた。両脇に可愛らしい兎人と人族の女をはべらせている。

「何の用だよ、亜麻クソ」
「いま忙しいんだよ、亜麻クソ」
「なはぁっ! 君たちいい加減に僕を変なあだ名で呼ぶのはやめたまえ!」

 突然現れたドビュッシーこと亜麻クソが、うっとおしい前髪を何度もかき上げながら、気障ったらしく、ズビシィという音が聞こえてきそうなポーズで指を差してくる。

「ドビュッシー様をそんな名前で呼ぶなんて許せない」
「訂正してちょうだい、二人とも」

 想い人をかばうように、ウサギ耳の女と、茶色の髪をした背の低い女がドビュッシーの前に出る。
 っざけんな! なんでこいつは大して実力もねえくせに女ウケだけはいいんだよ!
 しかも二人とも可愛いから許せねえ!
 ウサギ耳のほうは巨乳で目がぱっちりしている。茶色髪のほうはお嬢様らしいお淑やかな美少女だ。

 ガルガインも同じ気持ちなのか、額に青筋が浮かんでいた。

「亜麻クソ、お前何しに来たんだよ。賭けか? 賭けなら最後尾に並べよ」
「とっとと後ろへ行け。ペッ」
「はーっははははっ!」

 亜麻クソは芝居がかった動きで“フォワスワァ”と音が鳴らんばかりに前髪をかき上げて両手を広げた。

「何をって決まっているじゃあないか! この僕が冒険者協会定期試験を受けに来たんだよ!」
「はあっ!?」
「おめえが試験をぉ?」
「そうさ! ちょうど奥義も完成したところだしね。まあ、僕の実力ならCランクも夢じゃないと思うんだよ! アハハハハッ!」

 両脇の小娘たちが、キャーかっこいいー、と黄色い声援を上げる。
 クッソ。いまこの場で亜麻クソの鼻の穴に指つっこんでがくんがくんいわせてえ。

「おめえCランク狙ってるってことは身体強化できるのか?」

 ガルガインが怒りを堪えて質問する。

「え? 何を言っているんだい? 僕ら三年生が身体強化を使えるわけがないだろう。だから魔法の実力で高ランクを目指すんだよ僕は!」
「できねえの?」
「できねえ癖にCランクとかギャグだな」
「なんだい君たちぃ。まるで自分たちができるかのような口ぶりじゃあないか」
「オレらはできるぞ、身体強化」

 亜麻クソにそう言うと、身体強化“下の中”を全身にかけて、ウサギ耳の持っている『ドビュッシー様がんばれ』と書かれた木製の看板を真っ二つにし、さらにそれを重ねてバキバキに折り曲げた。

 亜麻クソと女二人は唖然とし、開いた口がふさがらない。
 我に返った亜麻クソが苦しい言い訳をしてきた。

「それはただ君が怪力なだけだろう! ほら貸してみたまえ!」

 んんんんとうなり声を上げて亜麻クソが茶色髪女の持っている看板をへし折ろうとするが、意外と硬い素材にびくともせず脂汗だけが浮かぶ。
 無理だとわかった亜麻クソはわざとらしく、ふう、と息をついて看板を茶色娘へ返した。

「マグレだということがよーくわかったよ! まあ僕もね、実は身体強化は使えるんだよ! ほんとうはねえぇぇっ! でもね、今回の試験では使わずに魔法だけで高ランクを狙おうと思っているのさ!」
「ほぉ~そうなのか! じゃあ一次試験は軽々突破だな」

 一次試験は『障害物競走』だ。
 身体強化が鍵になる。一次試験のタイムが一定基準を超えていないと二次試験にいけず、そこで採点が終わるから気持ちを締めてかからねえとやべえ。

「ま、まあね! 僕ぐらいになると楽勝ってやつさ」
「そうかそうか。お互い頑張ろうぜ」
「そうだな。そこまで言うなら一次試験の突破は確実だな。すげえなー」

 ガルガインがすげえなーの部分を棒読みで言う。

「では諸君! また後ほど結果発表で会おうじゃあないかッ!」

 バッ、と両手を広げて、そのまま髪をかき上げ、女二人の腰に手を当てると、亜麻クソが去っていった。看板を割られたウサギ耳女に散々睨まれたが、そんなこたぁ知らねえ。


   ○


 普段は訓練場として使われている試験会場に入ると、受付カウンターとは一変して、ピリっとした緊張感が漂っていた。受験者が各々好きな場所で好きなように準備をしている。瞑想したり、武器の点検をしたり、談笑したり、と様々だ。受験者が四百人ほど参加しているので、入り口付近は人で溢れていた。

 グレイフナー王国首都グレイフナー冒険者協会会長から簡単な言葉があり、試験が始まった。

 試験会場はかなり広い。
 一番街の一等地にあるくせに、一周四百メートルのコースが作れるほどだ。
 順番はくじ引きで、オレはラッキーなことに最後のほうだ。この会場は順番待ちで試験の様子を見ることができる。今のうちに見て障害物の構造を頭に叩き込んでおくぜ。

 サツキ、アメリアさん、エイミー、テンメイ、ガルガイン、オレの順番だ。一レース十人が走り、オレは三十五番レースだ。
 他の受験者への妨害工作は禁止で、発覚した場合は自動で0点になる。

 第一関門は三十メートルの泥沼。ここは身体強化で飛び越えればいい。
 第二関門は火炎放射。ランダムで両脇に五基設置された魔道具から炎が飛び出す。威力が下位中級程度だから身体強化で突っ切ることができる。
 第三関門は的当て。百メートル先の的をぶっ壊す。ここは得意魔法で一掃だな。
 第四関門は水晶破壊。魔力を注ぎ込んで水晶を壊せばいいだけ。魔力循環の速さが肝になる。
 第五関門は鉄球運び。重さ百キロの鉄球を運んで所定の位置に入れる。

 ガルガイン、サツキ、エイミー、テンメイと攻略法について相談しつつ時間を待つ。
 見ていると、色々な奴が試験を受けていた。初心者から相当な実力者までピンキリだ。実力者は明らかに動きが違い、それが身体強化によるものだというのは誰の目から見ても明白だ。

 やはり、身体強化ができないと相当に不利だな。魔法が得意な奴なら、泥沼を氷らせたり、火炎放射の装置をぶっ壊したりして進めばいいと思うが、いかんせん効率が悪い。しかも設置してある障害を破壊すると減点になっちまう。

「おいサツキとアメリアさんが出るぜ」
「まじか」

 秀麗な顔を引き締めて、サツキがスタート位置につく。屈強そうな冒険者、貴族と思わしき人間、明らかに素人の奴など、受験者は千差万別だ。アメリアさんがリラックスした様子で列の一番外側に並んでいた。

 スタートの“ファイヤーボール”が打ち上がる。
 と同時に会場からざわめきが起こった。

 やべええええええええええええええっ!
 はやっ! くっそはやっ!
 アメリアさんまじクッソはええ!!

 三十メートルの泥沼を軽々と飛び越え、火炎放射を涼しげな顔で走り抜け、“爆発エクスプロージョン”で十個の的を一撃で吹き飛ばし、指先を当てて魔力を一気に流して水晶を破壊し、百キロの鉄球を、買い物袋を持つみてえに小脇に抱えてゴールした。

「記録っ。アメリア・ゴールデン、四十七秒!」

 よんじゅうななびょうッッ!?!?
 やばーーーっ!!

「アメリアさんやべええええ!」
「俺らとんでもねえ人に指導を受けてたんだな……ペッ…」

 そうこうしているうちに十人のランナーが進んでいく。

「記録っ。サツキ・ヤナギハラ、二分五十六秒!」

 おおっ!
 サツキもかなり速い!
 Cランクの目安が五分になっているからな。あいつならBランクまでいけるんじゃねえか?


   ○


 三十五番のグループが呼ばれて、スタート地点へと向かう。
 またしても気障ったらしい笑い声が聞こえてきた。

「はーっはっはっはっは! 君も同じ組だったとはね!」
「うるせえよ亜麻クソ」
「いい加減そのあだ名はやめたまえ!」
「声援ねえから力が出ねえか?」
「そんなものなくったって平気さ」

 試験会場には受験者以外入れないので、連れてきた女も当然応援には来れない。って、んなことはどうだっていい。亜麻クソなんかに構ってられねえんだよ!
 集中しろ、集中だ。
 訓練のとおり魔力を循環させて、と。

「三十五番の方々、位置についてください」

 審判の魔法使いが言うと、十人のメンツがスタート位置につく。なるべくいい位置を確保するため内側へと移動する。

「おっと。わりいな」

 知らねえ奴と肩がぶつかっちまった。

「いえいえ。大丈夫ですよ」

 にこにこと笑う白いコート姿の優男が、のんびりと頭を下げた。
 大丈夫かこいつ?
 女みてえな綺麗な顔で、金髪を伸ばして後ろ結びにし、優雅に移動している。見た感じどっかの神官みてえだな。常に笑みを絶やさず、隣の奴にもねぎらいの言葉をかけている。
 しっかし覇気がねえな。
 女みてえな綺麗な顔してニコニコうなずいているけどよ、これが冒険者協会定期試験って分かってんのか?

「では準備をしてください。5、4、3、2、1」

 オレはオンナ男から目を離し、一気に身体強化“下の中”を全身にかける。
 ボン、と“ファイヤーボール”が打ち上がった。

 オラ行けえ!

 強化した身体で猛ダッシュし、そのままの勢いで眼前に広がる三十メートル沼へジャンプする。
 ざぶん、と泥が飛び跳ね、陸地の五メートル手前で落ちる。
 “下の中”で三十メートルを一気に跳ぶことはできねえってわかっていた。
 身体強化を維持したまま、もう一度跳躍して沼から脱出する。

 するとオレの頭上を軽々と飛び越える影があった。

 うおおおおまじかよ! あの神官オンナ男じゃねえかッ!
 やべええええええええええええええええええ。
 まじクッソはえええええええ!
 どうなってんだよあいつ!
 もう第三関門まで行ってやがる!

「アシル家に伝わる奥義を見るがいい! “ウォータースプラッシュ”!」

 スタート地点と思われる後方からバカの声が聞こえるが気にしねえ。
 全身を強化したまま、火炎放射に突っ込む。
 ちょっと熱いが問題ない。いける!

 火炎放射ゾーンに入ったところでありえないコールが審判から伝えられた。

「記録っ。ゼノ・セラー、三十二秒!」

 はああああああああああああああああああっ!?!?
 バカじゃねえの!?
 なんかの間違いじゃねえかッ?
 さんじゅうにびょう?!?!?!
 アメリアさんよりはええじゃねえかよ!

 クッソ! 無視だ無視! 目の前の自分のレースに集中!

 第三関門に辿りつくと、コースの脇にゴブリンを模した的が十個現れる。
 計画通り、得意魔法を唱える。

「“火蛇ファイアスネーク”!!!」

 修行の成果で、無詠唱で下位上級が唱えられるようになった。今のオレなら“火蛇ファイアスネーク”を一度の発動で十匹まで作ることが可能。追尾型の魔法“火蛇ファイアスネーク”が吸い込まれるようにして十個の的をぶっ壊した。
 よっしゃあ! 前じゃ考えられないぐらい精度が上がってやがるぜ!

 足だけに身体強化“下の中”をかけ一気に走り、第四関門の水晶に魔力を込めてぶっ壊す。
 これが意外と難しくて手こずるが、なんとか四十秒ぐらいで破壊した。オレと似たような実力の奴が、隣で同時に水晶を破壊する。

「あああああああ熱いぃぃぃぃっ! アシル家の最終奥義いいいぃぃ!!」

 火炎放射のほうからバカの声が聞こえるが、振り向かねえ。
 バカがうつっちまう。

 最後、ありったけの魔力で身体強化“下の中”をかけ、第五関門の鉄球を持ち上げる。距離はわずか三十メートル。身体強化のおかげで、体感で二十キロぐらいに感じる。
 一気にいけえええええ!
 集中を切らさないようにしつつ、鉄球を両手で抱えて走る。こんなもんアメリアさんの訓練に比べたら屁でもねえ。
 ゴール付近の所定位置に鉄球を投げ捨てて、ゴールした。

「記録っ!」

 頼むぜぇ! 五分切っててくれよ!!

「スルメ、四分三十八秒ッ!!」

 うおっしゃあああああ!
 第一試験はこれで突破できる!
 Cランクの目安が五分以内、Dランクが八分以内。一次試験の突破はDランク以上を確定させる。五分切ってりゃ突破は間違いねえだろ!

 つーか誰だよオレの名前スルメで登録したやつッ!!!!
 っざけんなまじでクッソッッ!!!

 ゴール付近で息を整えていると、神官オンナ男がゆったりとした足取りでオレのところまでやってきて、聖職者のようににこりと笑った。

「グレイフナー魔法学校の生徒さんとお見受け致しますが、落雷魔法を使える少女の噂を聞いたことはありませんか?」
「はあっ? なんだよ急に」
「これは失礼を。私はゼノ・セラーと申します」
「おめえ何者だよ」
「ただの神官ですよ。もう一度お尋ね致しますが落雷魔法を使える少女の噂を聞いたことはありませんか?」
「はあっ?! ねえよ。つーか使えるわけねえだろ複合魔法なんてよぉ」
「そうですか。それは残念です」
「それよりもおめえに聞きてえこと……っておい! 勝手に聞いてきてそっちは何も答えないのかよ! おい!」

 ゼノ・セラーとかいう神官オンナ男はこちらを振り向きもせずに会場から出て行った。
 ったく、何なんだよあの自己中野郎。

「記録っ。ドビュッシー・アシル、十七分三十秒」

 振り返ると、火炎放射で尻のあたりだけズボンを燃やして丸出しにした亜麻クソが、生まれたてのヤギみてえな足取りで、ゴールしてからぶっ倒れた。さっきまで格好つけた小綺麗な洋服は無残にも汚れて泥だらけになり、モテる要素が微塵もねえ。

「ぶわーっはっはっはっはっは! 亜麻クソまた尻丸出しじゃねえかッ!」

 ガルガインが外野からクソでかい声で大笑いしている。

「ぽ、ぽくちんの……………おうぎぃが決まればぁ…………さんぷぅんで…………ごぅるできたんだぁ……………」
「記録。十七分三十秒だってよ」
「そんなぁことはない…………きっと、きっとなにかの………まちがいだあ」

 そこまで言葉をつなぐと、亜麻クソはふっつりと意識を手放した。
 …まあ途中リタイアしない根性は認めてやろう。


   ○


 ようやっと一次試験が終了し、オレ達は結果が貼り出される冒険者協会カウンターの前に集まっていた。なぜか亜麻クソと取り巻きの女二人も一緒にいる。
 部屋の隅で賭け券を売っているシルクハットが、最後の追い込みだ、とハリセンをバシバシ叩いて宣伝をしていた。賭け券の販売は一次試験の結果発表が出る前までだ。

「はーっはっはっは! 諸君! 僕らは帰るよ!」
「えーなんで帰るんですかドビュッシー様ぁ」
「もうすぐ結果発表ですよ。ドビュッシー様は一次突破しているんですから帰ったらダメじゃないですか」

 着替えていつもの調子に戻った亜麻クソが、顔を引き攣らせて何とか帰ろうとしている。アホだ、アホすぎる。なぜその実力で受験したんだ。

「まあまあ亜麻クソ。彼女たちもこう言ってるんだから、結果を見て行けよ」
「一次突破してるなら帰れねえぞ。ペッ」
「なはぁっ! いやぁなんだかね…お腹の調子が悪くてね…いたいなぁ…痛むなぁ…」
「てめえは水魔法使いだろ。“治癒上昇キュアウォーター”でも唱えとけよ」
「いやぁ、ちょっと魔力を使いすぎたかなぁぁーーっ」
「大丈夫? “精霊の歌声(シルキーソング)”」

 近くにいたエイミーが心配して、上位木魔法の下級“精霊の歌声(シルキーソング)”を唱える。亜麻クソの身体が緑の葉っぱに覆われ、二十秒ほどして魔法が消えた。

「これで腹痛はだいぶよくなると思うよ」
「いやぁ…はっはっはっは。これはご丁寧にどうも……」
「あなた亜麻クソ君でしょう? エリィから聞いているよ。面白い人なんだってね!」

 オレとガルガインは思わず笑って噴き出しそうになった。エイミーぜってえ意味がわからずに亜麻クソを亜麻クソって呼んでやがるッ。

「なっ! あなたのような美人まで僕のことを亜麻クソと……くっ!」
「ねえドビュッシー様ぁ。この人誰なの?」
「ドビュッシー様、私たちという女がありながら、この人と?」
「違うよ愛しのハニー達。僕の心は君たち二人に釘付けなんだ。でもね、僕は恋慕の神ベビールビルに気に入られて、すぐ女の子が寄ってくる困った体質なのさッ。だから君たちはどうか嫉妬の神ティランシルのようにならず、僕を見守って欲しいんだ」
「まあ…」
「もう…」

 クソみてえな茶番劇が繰り広げられ、オレとガルガインはため息をつく。エイミーはなぜか腕を組んでほうほうと言いながらうなずいていた。アホだ。アホの共演だ。

 そうこうしているうちに結果が冒険者協会カウンターの上にある掲示板にでかでかと貼り出された。
 四十七秒のアメリアさんは当然として、二分五十六秒のサツキ、三分五十秒のエイミー、四分三十八秒のオレ、四分四十五秒のガルガイン、五分三十秒のテンメイ、全員一次試験通過だ。

 全員でよし、と言ってうなずきハイタッチをする。
 その後ろでは悲劇という名の茶番劇が終幕を迎えようとしていた。

「ドビュッシー様! 一次試験通過していないじゃないですかぁ!」
「どういうことなんです!? 凄腕魔法使いではなかったのですか?」
「なはぁっ! いやぁ……調子が出なかったかなー。あれあれぇ………おかしいなぁ~」
「十七分三十秒でEランクって! がっかりです!」
「Eランクということはあの勲章も嘘なのですか?」
「いやぁ違うよ! 大狼勲章は本物さっ!」
「じゃあどうして! せっかくすごい人だと思ったのに…」
「失望しました…」
「待ってくれ! 話せばわかるッ。だから落ち着いて僕の話を聞いてくれたまえ! まずあれは魔法学校の合宿のときだった。リーダーを任された僕はみんなに指示を出してこう言う――」
「触らないで!」
「腰に手を回さないでください!」
「おおっとこれはリトルリザードの群れだ! でも大丈夫、僕の最終奥義が炸裂すればすぐに敵は一網打尽んッピ! ポッ!」

 パン! パァン!

 女の子の怒りのビンタが亜麻クソの顔面に突き刺さり、そのあまりの強烈さに三回転して、馬車に轢かれたカエルみてえにぶっ倒れる。

「もう二度と誘わないでっ!」
「嘘はよくないと思います」

 ウサギ耳と茶色髪女は怒ってどこかに去っていった。
 女の子にこっぴどく振られた亜麻クソは、無残な格好でぴくぴくと痙攣している。

「ぎゃーはっはっはっはっは!」
「ぶわーっはっはっはっはっは!」
「アホだ! アホすぎる!」
「おめえほんと面白れえなぁっ!」

 オレとガルガインは腹がよじれるほど笑い、エイミーが驚いて両手で口を押さえ、テンメイが「ワンダァフォォゲルッ!」と意味不明なかけ声でカメラのシャッターを切った。

 ジー、という音と共に、縦二十センチ横十センチぐらいの写真がカメラから排出される。
 見ると、一枚の写真用紙に、つぶれたカエルのようになった亜麻クソが映っていた。

「ぎゃーっはっはっはっはっは!」
「ぶわーっはっはっはっはっは!」

 オレとガルガインはそれを見てまた爆笑した。
 これはエリィ・ゴールデンに見せるべき写真だな。あいつぜってー大笑いするぜ。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
年内更新間に合いました!!


いや~皆さん、今年は本当にお世話になりました。
いろいろな方からメッセや感想を頂き、楽しい時間を共有できている、と作者は勝手に思っている次第であります。


今年一番楽しかったことは?
と聞かれたら、私は光の速さで「この小説を書けたことです」と回答します!


多くの方がこの小説で繋がっているんだなー思うと、目から水がこぼれ落ちてきます。
いやー思いつきで書き始めてほんとよかったです・・・。
紹介してくれた友人にはほんま感謝ですね・・・。


エリィ「あなたいちいち言うことがクサいのよね」
アリアナ「早く続き書いて…」


あ、すみません・・・・笑


年明けすぐに更新できると思いますので、のんびりとお待ち下さい。


ということで皆さん!
今年一年ありがとうございました!
来年も何卒よろしくお願い致します!


次回「スルメの冒険・その4」でお会いしましょう♪


良いお年をッ!!!!!!!
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ