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GIRLS【200文字小説集】
作者:takao
 
※このお話は1話200文字丁度で、3本の構成になっています。これまで自作品を読んでくださった方にとっては、作風が多少異なるものになりますのでお心構えをお願いします。詳しいことは、以下とあとがきをご覧ください。

※R15としましたが、R指定が必要になるほどの表現ではありません。しかし、オチのネタバレを防ぐため詳細な注意書きができません。
 なのでたった一言二言ですが、社会的、一般的な倫理、道徳等に反する描写が含まれていますので、R指定とさせていただきました。そういったものに抵抗がない方のみ、本文をご覧くださいませ。
(注意書き以降を読まれてご不快になられた場合、作者には(謝罪すること以外)責任を負えませんので、自己責任での閲覧と言うことで何卒ご理解ご了承くださいませ。)
 
 
 「虫愛づる姫君」

 虫のことはよく分からないけれど、生まれ変わったら三葉虫になりたい、と願う女の子がいた。周囲から変わり者と呼ばれている、平凡な女子高校生。
 ある日彼女は、名前も知らない小さな虫を見つけた。触覚を一本と、六本の足のうち一本を失くしていたけれど、それはしっかりと歩いていた。
 その日からその子の尊敬するものは、その虫となった。
 その虫には二度と会うこともないけれど、彼女は大人になった今でも時々、思い出している。


 「桜と鬼」

 桜の木の下には鬼がいると信じている女の子がいた。
 十二歳の時に手にした小説に、そう書いてあったのを読み心が震えた。だが人にそのことを話しても笑われる。自分の理解者は鬼しか居ないと彼女は思い込み、いつか会いたいと、花の頃になると人気のない、近所の神社にある古木へと通っていた。
 通い続けて五年目となった、ある春の夕暮れ。桜の下に人影があった。しかしそこに居たのは一人の見知らぬ男で、彼女はその鬼に襲われた。


 「初恋」

 男の子みたいな女の子がいた。高校生になったというのに身なりも行動もがさつで、初恋もまだ経験がない。そのことで幼馴染の女の子に、いつもからかわれていた。
 秋の運動会。運動も得意だったその女の子は千メートル走に出場し、運動が苦手なその幼馴染との約束どおり、一位でゴールインした。ぜいぜいとした息の中、幼馴染は「がんばったね」とその女の子の頭を優しく撫でた。
 その夜、彼女は裸で裸の幼馴染を抱き締める夢を見た。
 
 
 長編大好きの自分が、初めて挑戦しました「200文字小説」。こういった試み、形式があることををご紹介くださった某作者様に心より御礼申し上げます。大変お世話になりました。
 また前書きにて注意書きさせていただきましたが、あまりに短いお話のため、「ガールズラブ要素がある」「犯罪表現がある」という警告を、冒頭に明記することができませんでした。それがこの短編の「オチ」であるからです。
 注意書きを読まれたにせよ、このことについてご気分を害された方々には、心より、心よりお詫び申し上げます。

 意味の分かりづらい、読後感の悪い作品かもしれませんが、ただの浮ついた話が書きたかったわけではなく、3本とも自分なりにテーマがあります。
 拙くとも、長年心にあったひとつのあるものを表現できたことに、作者自身はほっとしております。この機会を与えてくださった方々、この文章を読んでくださった方々に深く感謝申し上げます。本当に本当に、ありがとうございました。

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