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私立、パースレ死ね学園!!

前回ちょっとSSっぽくなってしまっていたので頑張ってなんとかしてみました。

俺の高校の通学路は人道りが果てしなく少ない。

ほぼ誰もいない道路のド真ん中を歩くというのは気持ちのいいものだ。

「うーっす!インゲ!」

「ああ、おはよう神崎君。」

(・・・チッ、人が増えてきやがった)


俺は基本他人が好きではない。ウザイからだ。それでも友人を作るのはハブられないためである。そっちの方がよっぽどメンドくさい。


「おっはよ!インくん!!」

「おう、おはよう弥生。」

こいつは幼馴染みの長谷川弥生。どうやら俺にきがあるようだがこっちにとってはいい迷惑だ。


しばらく歩いていくと、住宅街の中でかなり浮いているなんともいえない妙なデザインの建物が見えてくる。

あれこそが我らが母校、“パースレ死ね学園”である。

偏差値ははっきり言って低く、喧嘩が絶えない。

何故そんな学校にいるかというと、頭が悪いからだ。バカヤロー

最近では隣町のウルラリー学園との抗争が激しくなっており、かなり荒れている。

「今日は昨日も言った通り転校生が来ている。」

「どうも、中村陵です。よろしく。」

あらいい男・・・ゴホン!なかなかいいルックスじゃないか。これからが楽しみだな・・・うひひ

「インゲー君、これからよろしくね。」

(早速声かけられた!ラッキィ~♪)

「ああ、陵君。こちらこそよろしく」


~昼休み~

「ところでインゲー君・・・」

「ん?」

「や き そ ば パ ン 買 っ て こ い よ」

「はぁ!?」

「喜べ!貴様を俺の舎弟第1号にしてやろう!!」

「な・・・」

(な、なにぃー!まさかのDQN!!!こいつはヤベぇーっ!!)

「はよ行かんかいワレェっ!!!」

「あらほらさっさー!!」(ヒイイィ!)



インゲーは焼きそばパンを買い終え、屋上でこっそり弁当を食べていた。

「はあ、せっかくイケメン転校生キター!、と思ってたのになぁー!くそっ!」

「どうしたのインくん?」

「!弥生・・・」

「困ったことがあったら言いなよ。一人で抱え込んでないでさ!」

「ああ、ありがとう」

(そんな大げさな事じゃないがな。おせっかいババア)

(それにしても今日は疲れた・・・早退でもすっかな)

インゲーはその日は結局仮病で帰った。


続く!

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