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クラス転移で俺だけ転生!? 作者:ピョニー

第一章 ~どうしてこうなった~

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第十七話 ~初戦闘と嫌な視線~

今回は少し長いです
 ダンジョンに行くための準備をした私たちは明日のダンジョン攻略前、最後の風呂に入っていた

 「ふニャ~~、気持ちいニャ~」

 「ふふ、クリスったらもう何の違和感なくお風呂に入っているんだから」
う!そこを突かれると結構痛いんだよな~
まぁ、風呂が気持ちよくてもうそういうのもどうだってよくなってくるんだけどね

 「さあ、明日は早くから行くそうだし、さっさと上がって寝よう!」

 『『『『『『おーー!!!』』』』』』
私たちは一斉に湯船から上がって寝間着に着替えてそれぞれの部屋に帰って行った
 ~夜も深くなって~
私は深夜に一人の少女を待って部屋で待っていた
 (コンコン)

 「ニャ、少し待ってくれニャ」
少し待って部屋のドアを開けるといつものメイド服姿のシャルスが立っていた

 「こんばんは、クリス様」

 「ニャあ、シャルス」
適当な挨拶をして私たちは部屋の中に一緒に入っていった

 「明日がいよいよ旅に出る日だニャ。準備はできてるかニャ?」

 「はい、いつでも行けるように準備は整っております。クリス様は大丈夫ですか?」

 「うん、私ももう準備はできているニャよ。・・・・あとこれ見てくれニャいか?」
そう言って私は元の世界から持っていた端末であるスマホを取り出した

 「・・・勇者の皆様が持っていたのですが、これはいったい何ですか?」

 「これは、私たちの世界でいうところの通信端末だニャ」

 「つうしんたんまつ?」

 「遠いところから連絡ができるものだと覚えてくれるといいニャよ」

 「へえ~、クリス様の世界はいろいろ進んでいるんですね。だけどこれがどうしたんですか?」
そうシャルスが聞くと私はとあるアプリを起動させた、起動させたアプリは描いたものを記録するためのアプリだ

 「ほい」
起動させたままシャルスに渡すとシャルスは目を見開いて驚いた

 「これは・・・魔法陣!?」

 「うん、図書館で魔法陣を記録したものだニャ、普通獣人は魔法は使えニャいでしょ」

 「はい」

 「だけど、魔道具を使った魔法はその限りじゃなかったんだニャ」

 「ですが、それはほかの皆様は使えなかった端末?ですよね?」
確かにみんなは一切全体使えなかった、が

 「私はニャ創造神の加護を受けているからかわからないけどこれの充電が減らないんだニャ」

 「え?じゃあそれは、永遠に使える魔道具という、ことですか?」

 「うん、そういうことになるニャ」
しかも魔法陣というものは何度使っても使用する際のデメリットが無いらしいのだ

 「すごいですね・・・・・もう遅い時刻ですから寝ましょうか」

 「そうニャね、おやすみシャルス」

 「おやすみなさい、クリス様」
こうして旅に出る前日は終わった

 ~翌日、6:00分~
はい、私たちは現在戦闘用の服に着替えて城の中庭に集まっています
あ、団長が来た

 「あ~~、お前たちに言い忘れていたがどこからかお前たちが召喚されたことが漏れたらしい、だからお前たちがダンジョンに行くときに見送りに来るかもしれないが気にしないでほしい、以上だ」
・・・どっから漏れたんだろうその情報
 (ゾクッ!?)
今背筋に嫌な悪寒が走った、周囲を警戒して振り向いてみるとそこにも、どこにもこちらを向いている人はいなかった

 「?どうした?クリス」

 「い、いえ何でもありませんニャ、シュトラス団長」
私は少しだけ警戒を強めて馬車に乗り込んだ

 ~王城を出ると~

 「来たぞ、勇者様方だ!」
私たちが王城から出るといつの間に集まってきたのか多くの人たちがいた

 「本当にどこから漏れたんだろうね~」

 「さ、さあ?城の人達が家族に言ってそれが奥様ネットワークみたいに広まっていたんじゃないかな?」
里奈の見解はおそらくあっており城の人達の二分の一は結婚しており、結婚していないのは勇者に仕えているメイドや執事などの人達が未婚者だ、もちろんシャルスも例外ではない

 「みんな!この人たちのためにも絶対に魔王を倒すんだ!」

 『『『『おーー!!!』』』

 「ニャー、またいつもの悪い癖が出てきたか」
英二は根はいい奴なのだがどうも、自分の正義感に強い信頼を置いておりしかも自慢のご都合主義まで出てくるのだ、しかもさらに質が悪いのが英二自身に自覚がないことなのだ

 (はあ、なんか英二関係で悪い予感がする)
私の嫌な予感は不本意ながらよく当たってしまうのだ、しかも英二関係になると的中率は六十パーセントから九十パーセントくらいに上がってしまう

 (あいつがトラブルを引き寄せる体質なのか、そういうスキルがパッシブなのか)

 「お前ら!行くぞ!」

 『『『『はい!!!』』』』
私は残りの十パーセントに賭けることにした

 ~王都を出て数分~

 「ん?なんニャ?」
その異変にいち早く気が付いたのは私だった
獣人特有の身体能力を利用して周囲を警戒していた私はその大群に気が付いたのだ
どうやら、探知系のスキルをもった人は気が付きだしたのか警戒をし始めた

 「団長!何かが近づいてくるニャ!」

 「ああ、俺ももう確認してる・・・・戦闘準備!」
団長がそう言うとみんなは慌てて準備をしだした
そして出てきたものは一メートル以上はあるオークだった

 「あれは・・・大変です!オークの大群の中に特殊個体あり!おそらくグラウンドオークと想定!迎撃準備!」
その言葉を聞いてみんなに戦慄が走った、それもそうだろうオークの特殊個体は数年に一回出ると言われているオークよりも少し強く、知恵までつけた厄介な魔物なのだ

 「確かに厄介だけど、僕たちの力ならいけるよ!みんな!ここで迎え撃とう!」

 「へへ、最初のエンカウントが特殊個体とはついてるぜ俺の拳が唸るぞ!」
・・・忘れてた、紹介していない幼馴染が一人いた、今のは龍谷真也りゅうたに しんやさっきの発言を聞いてわかるように、かなりの脳筋だ。その脳筋具合は 『薪割るのに斧なんて使わなくて十分だぜ!』 というようにおかしいくらいの力を持った脳筋である

 「来るぞ!魔法組は前衛組の後ろに行け!前衛組は魔法組に近づけないようにしつつ、連携して駆逐しろ!」
数秒後、オークたちは現れた、その後ろにオークよりも一回りほど大きなオークがいた

 「あれが、特殊個体・・・」

 「・・・いいねぇ、血が燃えるぜ!」
間違えた、真也は戦闘狂の一面もあるんだった
それはさておき、初撃は英二だった、英二は腰に差していた剣を居合斬りのように使ってオークを一閃した、するとオークは真っ二つに斬れて、鮮血が飛び出た
この血の匂いのせいで何人かの生徒がフラッとしていたが、なんとか耐えたようで一体、また一体、とどんどん殲滅していくと特殊個体であるグラウンドオークが動いた

 『グギャギャギャ、テイコウハムダダァニンゲンドモォ』

 『『『『喋った!?』』』』
本当に知能はあるみたいだ、たしか喋る魔物は特殊個体の中でも珍しいのだ

 『オマエラハワレワレノクイモノニナルノダカラナァ』

 「な、俺たちを喰おうって言うのか?」
私たちに対して害を加えようとしているのは明らかだったため、みんなが身構えた

 『セイゼイアガケヨ、ニンゲンドモォーー!!』
グラウンドオークがそう言うと普通のオークたちがたくさん襲い掛かってきた

 「くそっ!こいつら数が多いぞ!」

 「お前たち陣形を崩すな!」
陣形を崩すなと言われてもこんなに多くの魔物に襲われていたら混乱するだろう

 「みんな落ち着いてくれ、こいつらは僕が倒す!」
英二が言ったことでみんな落着きを取り戻したのか、みんなは陣形を組みなおしていた

 「『神よ、全ての罪過を許すためにこの一撃に浄化の力があらんことを、光明斬』!!!」
英二が大技を使うとほとんどのオークが塵すら残さず消えていなくなっていた
それを見てグラウンドオークは焦りだしたのかこちらを見てニヤリと笑った

 『チョウドイイ、ソコノジュウジンヲヒトジチニサセテモラウゾ』
と言うとこちらに向けて手を伸ばしてきた

 「駄目だ!逃げろぉ!クリス!」
英二が走ってくるが、英二と私の距離は相当離れているため走っても間に合うはずがなかった

 『グギャギャギャ、マズハイッピキィ!!』
オークの手が私をつか・・・めなかった

 『ギャ?』

 「は?」
グラウンドオークの手は肘の辺りから消えていた
そして私は掴まれる前に妖武召喚で取り出した『妖刀・ムラマサ』でグラウンドオークを一瞬のうちに滅多切りにしたのだ

 「・・・・・っは!?クリス大丈夫か?」

 「はい、団長大丈夫ですニャ」

 「はぁ、それならいいが、あんまり無茶はするなよ」

 「はいですニャ」
こうして私たちの初戦闘は終わった
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