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神様のご褒美
作:フレーズ


神様が言いました

「頑張ったご褒美に、一つだけ願いを叶えてあげましょう」

私は考える

容姿端麗…

不老不死…

芸術的才能…

大金持ち…

私の欲望は果てることない

でも

最後に行き着いたのは

彼の傍に一生居ること


そして

自分の順番を待つ


神様が言いました

「あなたの順番です。あなたが一番望む事は何ですか?」

緊張した私は

とっさに答えた

「彼を一生好きでいさせて下さい。」


用意しておいた言葉とは

少し違った

でも

きっとこれが

私の正直な気持ち

ただ

彼を好きでいられる

それだけで

私は幸せ


神様はにっこり頷いて

「その願い、確かに聞き入れました。」



************************

神様が言った

「またまた頑張ったご褒美に、あなたの願いを叶えます。」

「一つですか?」

「今度は人助けもしたので、特別に三つです。」


もう既に決まってる

今度こそ

彼を虜にするような

容姿端麗の素敵な女性

それから

不老不死じゃなく

常に十歳若くいられる事

最後の一つは

彼がオーデションに合格する事

以上です


「残念ながら、他人の願いを叶えるならば、他の二つは諦めるばかりでなく、二度と願いは叶えられなくなります。それでもいいですか?」

「この前の願いは大丈夫なんですか?」

「あの願いは、既に実行されていますから大丈夫です」

私はすぐに決断した

「わかりました!それでは、彼のオーデションを合格させて下さい。」

「本当にそれでいいですか?」

「はい」


「あなたの願いは聞き入れました。他人の幸せを願った人には、ちょっとした付録が付いてきます。お楽しみに…」



付録って何だろう?

まぁ、いいかー



その後

彼は有名な映画の

主役に抜擢された

彼は何度も共演した女優と

恋に落ちる

でも

決して長続きはしない

何かに引き寄せられるように

私のもとへ戻ってくる

まるで二人の心の中に

磁石が存在するように

私は天に向かって

そっと呟く

「神様の付録ってこれですか?」














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