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魂50◎モノカキ魂
 さて、最終回です。
 元々句切りのいいところで止めようと思っていました。長くだらだら続けるのは大変だし、何よりネタが持たなくてどんどん苦しくなってしまいます。これでは良いエッセイが書けませんからね。
 SPICY、モノカキ魂と、間は空きましたが二年ちょっとモノカキ関係のエッセイを書いてきました。その間たくさん感想をいただき、色々なことを考えさせられました。

 私はただ単にモノカキするのが好きで好きで堪らないだけの人間です。向上心はそれなり、筆力もそれなり。プロにはなれないと思ってます。何せ半端者ですから。
 でも、ずっとWEBで書いて読んで、思うことが色々出てきました。マナーを守らない人、逆ギレする人、スルーできずにトラブルに巻き込まれる人。みんなそれぞれの価値感を持っていて、好きな小説を読みあさり書き漁りたいだけなのかも知れませんが、だからといって何でも好き勝手やればいいってもんじゃない。明文化されてるわけじゃないですけど、やっぱり人と人との関わり合いには見えないルールがあるわけですから、その辺わきまえて交流してもらいたいなぁというのがそもそも書き始めたきっかけのように思います。
 小説の書き方についてもいくつか書きましたが、私は基本的な当たり前のことを述べていたに過ぎません。まず人に読んでもらうことを前提にしなければ物語として成り立ちませんし相手に伝わりません。せっかく考えたのに面白さが相手に伝わらなかったら面白くないだろうなと、経験から書いたまででしたが、それによって指南書と勘違いされる方もいらしたようです。指南書を探しているなら、プロの書いた本をお読みくださいね。
 感想や批評のあり方についても書きました。WEB小説やサイトでのトラブルは大抵ここから生まれます。感想欄や掲示板でのやりとりは、その作者さんの人となりが見えるので、私は本文よりしっかり読んでしまいます。だって、物語がいくら面白くても作者に幻滅したら、感想なんて書きたくなくなるじゃないですか。ただ人気があればいいってもんじゃない、読者に優しい作者でいて欲しいし、読者も作者に愛情を持って感想を送って欲しい。そんな願いを込めて書き綴りました。
 ランキングやアクセス数についてもたくさん書きました。私は毎日自作のアクセス数はチェックしてます。更新日に少し数字が動くだけで今も嬉しくて堪りません。いつまでも感覚が麻痺しないよう、初心に戻ることが大切。人気者になるためにエロばっかり書いてはダメですよ。本当に面白い作品とアクセス数が多い作品はイコールじゃないってことはもうおわかりですよね。

 偉そうなことを書いてましたが、重ねて言います、ただの素人です。
 素人が言ってることを鵜呑みにはしないでください。でも、考えるきっかけにはして欲しいなと思います。
 私がSPICYを書き始めた頃は小説の書き方的エッセイがいくつかあった程度でしたが、今は存分に溢れてしまいました。書き方なんてものは誰かに聞くもんじゃないと思うんですよね。書いて、読んで、自然に自分で身につけていくもんじゃないかと。誰かがこう言っていたからそのやりかたがいいはずだ、なんて曖昧な意見に左右されるようではまだまだ経験不足。書きもしないうちから書き方を教えてだの、ネタがないからネタくださいだの、そういう人はきっとモノカキすることを本当に好きなわけじゃないような気がするんです。
 携帯小説ブームは一段落してきましたが、携帯小説やWEB小説の投稿サイトは今も増えています。どんどん小説を気軽に発表できる世の中になってきて、様々なレベルの小説が混在している中から良作を見つけ出すこと自体難しくなっているのかも。私はそんな中で、小説の書き方じゃなくてあり方、小説との向き合い方を書きたかった。誰もが小説というものについて考え、誰もが本当に楽しめるようになることは容易ではないものです。全員に面白いと言わせる必要なないけど、どうせならというのは、何度も語っているとおりです。

 結局これらのエッセイを通して何が言いたかったのか。ひとえにモノカキ魂を持ち続けることの大切さ、それに尽きます。
 格好付けて調子に乗ってモノカキ魂を失ってしまったような作品は面白くない。それより、上手くなりたくて必死にもがいてる作品の方がずっと輝いて見えるはずです。
 読者はシビアで、このモノカキ魂のありなしを無意識的に察知しているように思うのです。

 最後なのに、とりとめなく書いてしまいました。書きたいことは全部書いたつもりだったけど、もしかしたらまだまだ書き足りなかったのかも、なんて思うほどに。それでも、今回でお終いです。
 楽しみにしてくださった方々に感謝。
 私はエッセイストモドキから、また一人の無名モノカキに戻ります。
 今度はまた、別の作品でお会いしましょう。
 では。
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