機巧乙女之手妻顛末

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参考評価 ★★★★☆208pt
文章評価:★★★★☆
作品評価:★★★★☆
300pt満点/平均点方式
四半期得点 52pt
対象期間:2008年10月〜2008年12月
加点方式/ランキング用の得点です
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全部で4件の評価または感想があります。
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評価/コメント確認

名前:天崎剣  2008-12-19 09:29 
時代劇は小さい頃から見慣れているとはいえ、実際それを文章に起こすには多大な資料と苦労が必要です。
この作品を読むと、作者のしっかりした時代考証の姿勢、雑学の多さを思い知らされ、身がすくむ思いさえしてしまいます。

SFと時代劇を上手く組み合わせ、作者独自の世界観を作り上げたこと、現在進行形のES細胞、クローン技術など、調べても調べつくせない分野まで手を出した勇敢さ、これもまた、素晴らしいものだと思いました。
医学用語、科学用語、また時代設定をしっかり生かすための細かい用語説明など、読者に対する並々ならぬ配慮、これもありがたかったです。

設定がちょっとアレなので、「化石〜」でも思いましたが、R15指定をお願いしたいところ。
どうもエロさが過ぎるように思います。
中学生には読ませたくないな。

それから、ここまで江戸にこだわったんだから、せめて地の文は最後まで江戸言葉にこだわって欲しかった。
科学用語、現代語にしかない言葉ならともかく、例えば硝子(ガラス)とか水準(レベル)とか速度(スピード)とか、和訳で成立するものもありますよね。急に現代に引き戻すような言葉の使い回しがあったので、完全に読者が江戸時代に浸れないのです。
細かいところなんですけど、こういうところで引っかかってしまうと、先に進めない、または興ざめさせてしまうことも考えられますので、ちょっと見直していただけるとありがたいですね。

更なるご注文を一つ。どうも実在の人物がそれなりに使われていることもあり、名前の被りが気になりました。「藤」「次」「衛」など、よく使われる字なのですが、コレだけの登場人物がいる中で文字の重複があると読者が混乱しそうです。なるべく人物に使う文字は被らないようにすることで、より一層読みやすくなるのではないかと思います。
どうしても漢字の割合が多いので、気になってしまったところです。
女性の名前はその点から言うと、殆ど被りなくわかりやすかったですね(人数も少ないからかもしれませんが)。

話は唐突ではありましたが、それなりに説得力のあるしっかりした裏設定もあり、面白かったです。
時代物、楽しく読ませていただきました。
※これは評価ではなく感想です
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 30歳〜39歳  女性

▼コメント
天崎剣さま、ありがとうございます。
お忙しい中、こんな長い作品を、わざわざ読んで下さったんですネ。感激です。
SF企画には、ちょっと場違いな作品で肩身が狭かったのですが、いろいろ褒めて頂いてかなり救われました。
R15指定の件、ごもっともです(反省!)。今、カテゴリーを変更してきました。
現代語が混じることに関しては、他の方からも指摘をいただいてます。
書いているときは全然気づかなかったのですが、やっぱりレビューって為になりますネ。
ぜひ、次回作を書くときの参考にさせていただきます。

追伸:今回の企画では開催前にいろいろ事件もあり、企画を運営される立場として色々気苦労も絶えなかった事と思います。ふり返ってみて、何もお手伝いできなかった事が悔やまれます。SF企画が成功した1番の理由は、天崎剣さんの参加者に愛される人柄にあると思います。また何か企画されたときには、参加の有無に関係なく陰ながらお手伝いさせて頂きますネ。(ボクなんかのレビューでよければ、ばんばん書いちゃいます!)
色々、本当にありがとうございました。
でわ……
名前:りきてっくす[2008-12-19 23:34]
ID:4



名前:古田シホ  2008-12-14 19:05 
お疲れ様です。
沢山お調べになったんだな…って、すごく伝わってきました。人物の動きだとか、想像しやすかったです。
これからも頑張ってください。





文章評価:★★★☆☆ 作品評価: ★★★☆☆ 出版:わからない
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▼コメント
古田シホさま、ボクの長ったらしい作品を読んで下さり本当にありがとうございます。
この作品には、女性のかたがお読みになるにはちょっと……というような下品な表現が含まれていましたので、感想を頂いてとっても嬉しいのですが、反面、顔から火が出る思いです(笑)。
時代小説って、ある意味、異世界ファンタジーと同じで、ボクたちが決して体験する事の出来ない異なった時代に存在した世界へと読者を引き込まなくてはならないので、作品にリアリティを持たせるため時代考証だけは綿密にやってるんです。(まだまだ全然不十分ですけどね……)
ちなみに、作中に登場する松江太夫は、ボクの理想の女性像なんです。
芯が強くて、さっぱりしてて、でも根が優しくて、お節介焼きで……。
来年もSF企画に参加出来たら、またガンバッテ、古田シホさんに読んで頂けるような作品を書きたいと思ってます。
感想・評価を下さり本当にありがとうございました。
でわ……
名前:りきてっくす[2008-12-14 23:07]
ID:3



名前:早村友裕  2008-10-19 00:01 
こんにちは。空想科学祭に参加している早村友裕といいます。
せっかくなので足跡を。

松江太夫のさっぱりとした性格がすごく好きです。爽快でした。
お話もとんとんとテンポよく進み、楽しかったです。うろたえる男たちに思わず吹いてしまいましたが。
「生命倫理」は個人的にとても気になるテーマです。

ただ、やはり唐突にカタカナが出てきたところ(アンフェタミンとか……)で少し流れが止まってしまうというか、未来からきたんだとすぐに推察できてしまうというか、その部分だけとても浮いている気がしました。

とはいえ、読書量と知識の深さに脱帽です。
これだけの下地があるからこそこのようなお話が書けるのですね。
ただただ尊敬です。

おもしろかったです。
ありがとうございました。




文章評価:★★★★★ 作品評価: ★★★★★ 出版:わからない
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▼コメント
早村友裕さん、『空想科学祭』お疲れ様でした〜。
そして、こんなに高い評価をくださり、ありがとうございます(感涙)。

この小説は、もともと『江戸わずらい』というタイトルで書き始め、途中で放り出したままデスクトップの片隅に埋もれていたやつを引っ張り出してきて、SF風に書き直したものなんです。元のストーリーは、奉公人が次々と『かっけ』にかかって死んでゆくのを、サスペンスを交えながら解明してゆくという推理小説仕立ての時代物になるはずだったんです。だから、中盤からストーリーをSFっぽく修正していく過程で妙に語り口調に違和感が生じてしまいました。

でもまあ、失敗は成功のマザーって言いますしネ(笑)、次に書く時の参考になったから、それでOKかな〜なんて思ってます。

ところで、早村友裕さんの作品を読んでみて思ったのですが、何だか小説の書き方とか物語の組み立て方とか、すごく共感できる部分があるんです。小説とは何ぞや? という根っこの部分に、お互い通じるものがあるんじゃないかな〜、なんて勝手に思ったりしてます。
『テラス・コード』も、企画開始前に参考のため読ませていただきましたが、そのエンターテイメント性にすごく親近感をおぼえました。(連載のつづきガンバッテ下さいネ)

自分、ファンタジーも大好きです。企画が終わって少し落ち着いたら、代表作『LOST COIN』シリーズもぜひ読ませていただこうと思ってます。
また、どこかでお会いしたときは、どうぞヨロシクお願いしますネ。
でわ……
名前:閉伊琢司[2008-10-19 10:43]
ID:2



名前:近藤義一  2008-10-12 02:27 
 ども、近藤です。
 面白かった。まだ余力がありそうでうらやましい。
 以下、近藤ならこういう商品がよかったかも、と思ったところ。
 1、せっかく細胞をいじる技術について考察しているのだから、主人公もそういう技術から生まれた「人造人間」「改造人間」ではいけなかったのでしょうか。
 2、悪役の意図するところがよくわからない。近藤が読み落としているだけかもしれないけど。オーヴァーテクノロジーを巡って異なる倫理感がぶつかり合う、という構図にはならなかったでしょうか。あとがきを読むとそうした方が自然なような。
 3、したがって、町のひとの暮らしを楽しく読ませていただいたにもかかわらず、江戸時代にも少なからずあったであろうクーデターの計画もしくはお家騒動など、武士=組織をからめたほうが、自然な成り行きになったのではないでしょうか。
 4、未来からやってきたネコ型ロボットじゃない無茶な技術であるから別に問題はないんだけど、カタカナが頻出するところはちょっと流れが止まってしまった。無理をしてでも漢字の方が、文面に「重さ」が出るような気が。近藤だけか。
 5、最後の屁はいらない。なにか由来があるのかもしれないけど、屁で締める必要はないと思います。
 6、あとがきと本編のバランスが良くないかな。
 近藤はあくまで「商品」として考えました。よく調べてあるし、お話の作り方自体は面白い。衒学的ってのは何よりの武器。近藤には無理。だから降参した上で「でもさ、でもさ」ってなところでしょうか。
 ま、読み流してください。ではまた。
 




文章評価:★★★★★ 作品評価: ★★★★★ 出版:わからない
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[S5] 30歳〜39歳  男性

▼コメント
近藤さん、ありがとうございます。
正直言って、他の参加者さんの作品を読むにつれ、何だか自分の書くものが恥ずかしくなって連載を投げ出したい気分の中で完結させました。
みなさん、それぞれ自分の作品の中に奥深い世界観を持っていらっしゃるんですね……。偉そうにレビューなんて書いてますけど、正直言ってヒヤヒヤもんです。投稿者名変えといてホントによかった……。
近藤さんのご指摘、涙が出るほどありがたく、とても参考になります。
いま考えると、いったい何を書きたかったのか自分でもよく分かりません。読み返してみて、もっと色々書きようがあったのにな〜と後悔ばかりが先に立ちます。時代SFというジャンルに固執しすぎていたせいかもしれませんネ。
終わり方、やっぱり下品でよくないですよネ。本当は、煙管に火を付けて終わらせる予定だったんですが、江戸時代にどういう手順で煙管に火を付けたか資料が無くて書けなかったんです。相変わらずの手抜きでした〜。
商品なんて、とんでもないです。ボクは、気の向くままに本を衝動買いするのが大好きですが、こんな幼稚な作品を本屋で見つけてもぜったいに買わないと思います(笑)。
今回、空想科学祭に参加させていただいて本当に楽しかったし、もの凄く勉強になりました。近藤さんにはとても感謝しています。
また、近藤さんの作品も読ませて下さいネ。
でわ……。
名前:閉伊琢司[2008-10-12 20:45]
ID:1



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