【300文字小説】長蛇の列
街を歩いていると、長蛇の列を発見したので、暇潰しに列んでみることにした。
一体何の列なんだろう。美味しい料理店か、それとも何かのイベントか。
よく見てみると、体の大きな男性が多いようだ。もしかすると、大食い選手権か何かのイベントなのかもしれない。
すると、列の先頭付近で企画者らしき人が話し始めた。遠すぎるため、何と言っているのか解らない。
「本日は人間ドミノ倒しのギネス記録挑戦イベントにお集まりいただき、ありがとうございます。特に終盤は体の大きい方が多いようなので、お怪我の無いように気をつけてくださいね。それでは、倒します!」
前方が騒がしくなってきた。どうやらイベントが始まったようだ。