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ジェノサイド・リアリティー  作者: 風来山
第一部 『ジェノサイド・リアリティー』
78/223

78.操り人形姫

「おい、起きたんだろう。何とか言えよ」


 裸のまま、ロープでぐるぐる巻きにされた元紅の騎士カーマイン・デスナイトだった女は、何も言わない。

 仰向けに、身体を横たえて息をしているだけだ。


 もしかして、しゃべることができないのか。

 だったら、目の動きだけでもいい。それで情報を聴きだしてやると顔を覗きこんだだら、薔薇のように赤い唇が少しだけ開いて、声が聞こえた。


「……して」

「はぁ、なんだ何と言った?」


「殺して……」

「口を開いたらと思ったらそれかよ」


 呆れ果てた。俺はどこか、敵ながら紅の騎士カーマイン・デスナイトの強さに尊敬の念すら抱いていたのだ。

 その中身が、殺してくれだと?


 そんなに死にたきゃ殺してやるよと言いたくなったが、それを言ってしまったら終わる。

 この女を恨みの目で見ている生徒はいっぱいいる。


 友達を、こいつに殺された生徒だっているんだ。

 七海達の一軍だって、古屋を殺られた。あいつは良い奴だったから、敵を討ちたいって話にもなる。


 俺が、情報を引き出すと宣言して、尋問しているからそうならないだけで。

 誰かが殺そうと言い出して、みんなが同調すればそれでおしまいだ。


「おや、どうやら苦戦しているようですね」

「神宮寺……お前、今頃何しにきた」


「何しにきたとはご挨拶ですな。我々、生徒会執行部とて、避難生徒の保護に当たっていたのですよ」

「その割には、どこにも姿が見えなかったようだが」


 俺は、こいつらは危険が過ぎるまで、ただ隠れていただけだと見ている。

 いまさら来て、何のようだ。


「活動していた場所の違いでしょう。ところで、尋問なら私達がやりますよ」

「はぁ、なんの権利があってだ」


「真城くん、君のやり方はいかにも手ぬるい。聞きたい情報があるなら、もっと物理的な方法で、聞き出せばいい」

「俺が手ぬるいだと! こいつは殺せって言ってるんだぞ。手足を斬り刻んだところで、脅しになるとは思えんが」


「そうじゃない。フッフッフッ……美味うまそうな女じゃないですか、ならば女に対する聞き方をすればいい」

「お前、まさか陵辱でもするつもりか?」


 手に嵌めている白手袋を取りながら、神宮寺は眼鏡を光らせる。

 パッと見は整った顔立ちだが、その奥には仄暗い欲望が燃えているように見えた。


 冗談ではない。

 こいつならやると、俺は怖気が走った。


「そうですよ。何がいけないんです。この女が、生徒を何人殺したと思ってるんですか。虐殺者には当然の報いというものでしょう」

「神宮寺、お前いい加減にしろよ」


「そうだ、今回の戦いで活躍した男子生徒のご褒美にするというのはどうでしょう。死ぬまで、慰みものとしてしてやるのも悪くない」

「おい七海! こいつ、こんな……」


 信じられない発想。

 俺が七海に目を向けると、苦しげな顔して目を背けた。


「おい、七海。まさか、こんな卑劣な真似を、許すわけじゃないだろうな!」


 そこまで堕ちていないとは信じたい。


「真城ワタルくん、街なかではネガティブ行為はできないんだが、合意ならばごく一部で、そのようなことがあるとは聞いている」

「合意ならって……」


 想像に難くない。

 一部の強者だけが占有して、足りない金貨。生活する糧を手に入れるために、弱者の側に立った女生徒が取れる行動は少ない。


 公園で行われていた行為は、果たして全てが愛のあるカップルによるものだけだったのか。

 そう思い起こすと、胸糞が悪い。


 人間のやることだ。そういうことがあってもおかしくないことは理屈としては分かるが、俺には許せなかった。

 七海が、そういう行為を黙認しているようなのが本当に分からない。


 嫌がらせに生徒会から配給を止められ、餓死しかかってた竜胆和葉りんどうかずはだって、まかり間違えばそうなってたかもしれないんだぞ。

 押し黙ってしまった七海に変わって、神宮寺が言葉を続けた。


「七海副会長のおっしゃるとおり、街なかで行われるのは全て合意の行為です。そこに、我々生徒会が関与することはない。今は、そんな話では無かったはずですがね」


 淫蕩な笑いだった。人を踏みつけにするのをなんとも思っていないような。

 和葉が追い込まれたように、合意の行為を強いられた女生徒は、神宮寺がそういう状況に陥れたのではないか。


「神宮寺。俺は、お前のやり方が気に食わない!」

「おや、それは残念だ。七海副会長のために弁護しておけば、そういう合意の行為は治安の維持に必要だったのです。そうでないと、ダンジョン内での強姦が起きる可能性もあったのは、真城くんもご存知のはずでは? ガス抜きは必要です」


「だからといって、許されるわけがない」

「真城くん、君のようにモテる男子生徒ばかりではないのですよ。君の言うとおり、倫理的には許される範囲を少し逸脱していますが、今は非常のときです。命の掛かった極限状態で溜まったストレスの発散も必要だったということです」


 口を開けば不愉快なことしか言わない。

 俺はもうこいつの言うことを一言も聞きたくなかった。


「もう黙れ……」

「しかも、その女は人間ではない! 凶悪なモンスターではないですか、だったら煮て食おうが焼いて食おうが、フッフッフッ……我々の勝手だ。そいつに女生徒をだいぶ減らされてしまったのだから、代わりをやってもらうことにしましょう」


 誰がお前の思い通りにさせるものかよ。

 俺は、紅の騎士カーマイン・デスナイトだった者の身体を抱えて持ち上げた。


「どこに行くんだ、真城ワタルくん!」

「そうですよ、それは我々の所有物です!」


 ふざけるなと言いたいところだが、それでは芸がないな。


「神宮寺、さっきこの紅の騎士カーマイン・デスナイトの身柄は、戦闘で活躍した生徒の褒美にすると言ったな」

「それは……」


 神宮寺が言ったことだ。

 まさか、二言はあるまい。


「この戦闘で一番活躍した生徒は誰だ、この俺だ! だったら俺が貰い受けるのがふさわしいだろう。それこそ、お前ら生徒会が関与することじゃねえ!」

「いや、待ちなさい。まだ話は終わってない!」


 待つつもりはなかった。そのまま、さっさとダンジョンの中へと走る。

 こいつを神宮寺達の嬲りモノにされてたまるものか。


わらわは……されても良かった」


 俺が抱えている女が、何か言った気がしたが無視した。

 お前が良くても、俺がムカつくんだよ。


 そりゃ、男子高校生だからエロいのは大好きだけど。陵辱モノは、俺の趣味じゃない。

 命がけで戦った強敵ライバルが、あんなゲスな連中に汚されるのを見ていられるか。


「あのな、誰とも知らない女。死にたいなら俺が殺してやる。だから俺の前で……されても良いとか二度と口にするんじゃねえよ!」


 俺がそう言ったのが聞こえたのか、聞こえなかったのか。

 女は、シクシクと泣きだしていた。


 俺はそれに気が付かない振りをして、女を担いだままでダンジョン内を疾走する。

 もうしばらく放っておこうと思ったら、驚くべきことを口にした。


「妾の名は、アリアドネという……」

「お前、アリアドネ姫だったのか?」


 思わず足を止める。


「そうだ、妾を知っているのか?」

「知っていない、こともない……」


 アリアドネ姫は、地下九階の迷宮ラビリンスの牢獄に囚われていたはずのNPCノンプレイヤーキャラクターだ。

 助ける前に死んだのかと思ったら、紅の騎士カーマイン・デスナイトに取り込まれていたとは。


「とにかく、謝罪する。謝っても、許されることではないと思うが、それでも……」

「待て、待て……お前は紅の騎士カーマイン・デスナイトだったときの記憶があるのか?」


「ところどころ……曖昧だが、そのほうの……いや、ご貴殿のお仲間を殺した感触は、手に残っている」

「それでも、赤の鎧の呪いで操られてやったのだろう。だったら、俺の世界の法律では罪にはならない」


 心神喪失状態というやつだ。

 少なくとも、情状酌量の余地はある。


 それでも罪に問われる可能性もあるが、あれは対等な戦闘だった。

 むしろ神宮寺のように、一方的に弱い人間をなぶる奴らこそが罰されるべきだと俺は思う。


「そんなことを言われても、妾は……」


 俺は無言で、『孤絶ソリチュード』を振るってロープを斬り離した。

 裸ではマズい。荷物を探り、俺の予備のシャツと下着とブーツを渡してやる。


「さっさとこれを着ろ。こんなものしかなくて悪いけど」

「しかし、妾は!」


「二度も言わすな!」

「……はい」


 男物の服だが、無いよりはいいだろう。

 俺は『アリアドネの毛糸』を渡す。


「これをしっかり持て」

「あの、これ……」


 握らせればあとは有無を言わさず。

 俺は、アリアドネ姫を連れて『楽園ガーデン』へと転移した。


 アリアドネ姫を匿うには、ここしかない。

 転移してきて、俺は声を上げて驚いた。


「お前ら……」


 俺の転移先に、久美子、ウッサー、それに和葉までが勢揃いしていたからだ。


「ワタルくんなら、ここに連れてくるって思ってたわ」

「なんだよ、すっかりお見通しか」


 追いかけて来なかったのは、先回りできると思っていたからなんだな。

 まあ、女を連れて来れる場所なんてここしかないから、読まれるのは当たり前か。


「ご貴殿らは、本当に妾を殺すつもりはないのか」

「そのご貴殿っていうの止めてくれ、罪を問わないとは言った」


 少なくとも、俺はな。

 むしろ、アリアドネ姫を救えなかったのには、少し罪悪感があったほどだ。


 救援が間に合わなかったことを謝るつもりはないが。

 敵に操られたことで断罪するつもりもない。


「しかし、罪に問われないと言っても、妾はもう……」

「おい、ふざけるじゃねえぞ!」


 俺は襟元を掴んですごんだ。

 このままだと、コイツは自決して死ぬんじゃないかと思えた。


「ふざけてない、妾は取り返しの付かない罪を犯してしまった」

「お前が死んだら、殺した人間は生き返るのか! 殺してくれだ、お前は逃げてるだけだろ!」


 なんでか分からないが、俺はこいつに死んで欲しくないと思っていた。

 剣を交えていたときは、あれほど殺したいと思った相手だが、安易に死ぬと言われるとムカついてくる。


 ふざけるんじゃねえぞ! という気持ちになる。


「妾が逃げてるだと?」

「そうだ、お前が殺したのは、みんな生き残りたくて堪らなかった奴らだ……」


 なんか俺がそれを言うのは、偽善者みたいで嫌だな……そうだ。

 もったいないという考え方もあるか。こいつをここで殺すのは、もったいない。


 死んだところで、俺には一文の徳にもならない。

 お前を利用したいから死ぬなと言うか。


「妾に生きて償えと……なんと酷なお方だ。ではせめてもの償いに、妾を貴方様の奴隷としてくれ」

「はぁ?」


 碧い瞳からポロポロと涙を流すと。

 王に頭を垂れる騎士が如く、アリアドネは片膝を突いてその場に深く跪いた。


「貴方様は、人族の集団パーティーの長なのだろう。粗野な言葉にそぐわぬ、先程からの高貴な振る舞いに感服した。さぞ名のある騎士であるとお見受けした。もしや、貴方も王族の方ではないか?」

「だから、ご貴殿は止めろって言ってるだろう」


 長? 王族?

 こいつは、何を言ってるんだ。


「貴方様がたは、私と同じように創聖破綻ジェノサイド・リアリティーを回避するためにやってきた集団パーティーなのであろう」

「それは、そうだが……」


「ダンジョンのモンスターに操られて、その攻略を妨害し、あまつさえ虐殺した。その妾の振る舞いは万死に値する。あの眼鏡の男が言っていたように、陵辱の末になぶり殺されても文句は言えない立場だ」

「それは、俺がさせない」


「であるならば、貴方様が我が主人だ。煮るなり焼くなり好きにして欲しい」

「なんで、そうなる」


「せめて、そうでもしなければ我が罪は贖われない。人族に多大な被害を与えたのであれば、本来なら死んでお詫びするところ。だが、それすら許されぬというのなら……長である貴方様に、奴隷としてお仕えするのがせめてもの償いとなるであろう。そうすれば、罪を償いながら創聖破綻ジェノサイド・リアリティーを食い止める一助となることもできる」

「だから、俺は……」


 長でも、騎士でも、王族でもないと言おうとしたが、久美子に止められる。

 口を俺の耳に寄せて小声で囁いてくる。なんだ久美子。


「あのさ、真城くんが私達の長ってことにしておいたらいいんじゃない」

「なんでだよ……」


 長という意味でなら、どうみても七海だろ。


「奴隷になるっていうなら、奴隷にしておけばいいじゃない。そうじゃないとこの子、罪悪感で押し潰されて酷い目に合うわよ」

「いやでも、奴隷はないわ……」


 さすがに、引くわ。

 俺は、女を奴隷にして喜ぶ趣味はない。


「じゃあ、神宮寺くんたちに、この子を陵辱させたいの? あいつらは本気でやるわよ……」

「それは……クッ」


 だいたい、神宮寺のそういう動きを、久美子も七海もどうして止められなかったんだ。

 腹立ちまぎれにそう思ってしまったが、さすがに口にはしなかった。


 それを言ってしまえば、俺も口だけの無責任な奴らと一緒になる。

 久美子も七海も、出来る限りやったはずだ。その結果が、こうなのだ。


 ……でも奴隷はないだろ、奴隷は!

 どこの異世界ファンタジーだよ。俺のジェノリアは、もっとクールなゲームなんだよ。


 ジェノサイド・リアリティーの世界は、ムンドゥスという名前だったか。

 奴隷になることで罪を償うという提案、無茶苦茶だ。


 この世界ムンドゥスの常識は、それほど酷いものなのか?

 ジェノリアは、ダンジョンが中心のゲームだ。シリーズが続いて、MMOになってからも、それは変わらない。


 ゲームのとき、その外の世界設定というのは、本当に漠然としたものだったから分からないこともある。

 だが、奴隷なんていなかったはずだけど。


「まあいい、おいアリアドネ姫……いや、姫というのもおかしいのか」

「妾は、天翔ける風の民。シルフィード族の祭祀王オリジンの末の娘である」


「お前って、そんな設定だったのか?」

「設定? 祭祀王の娘であるから、姫と呼ばれるのもおかしくはないが、妾はその前に誇りあるシルフィードの聖騎士。……いや、だったと言うべきだ。そのような思いあがりが、妾に取り返しのつかない大罪を犯させた。もはやこの身は、貴方様の物だ! 奴隷でも、畜生でも、お好きなようにお呼びください」


「いや、とにかく奴隷は止めろ。お前は、そうだな……俺の使用人としてこき使ってやる。俺の使用人だから、死ぬのは許さないし、その身をちゃんと自分で守れよ。それでいいか?」

端女はしためとして仕えよと。ああ……罪に汚れきったこの身に、余りある光栄であります。感謝いたします、ご主人様」


 端女でも、使用人でもなんでもいい。とにかく奴隷は止めさせないと。

 祭祀王の娘というのがどれほどの地位なのかよく分からないが、それを奴隷にしたなどと言いがかりを付けられたら、とんでもないことになる。


 そもそも、奴隷とか俺にはいらない。

 本人がそうしたいというなら、使用人として『庭園ガーデン』で、和葉の下働きでもさせておけばいいだろう。


 どうせ、ジェノサイド・リアリティーのクリアは目前だ。

 なるようになれ。


「そうだ、アリアドネ。それよりも大事なことがある」

「はい、何なりと……」


 長耳のエルフ、ではなかったなシルフィード族だったか。

 とにかく金髪碧眼の女の子にかしずかれると、本当にやりにくい。


「ここに来た事情から何から、全部聞かせてもらうぞ。俺が欲しているのは、お前の情報だ」

「はい、この身の全てを御身に捧げます……」


 なぜか恍惚な表情となったアリアドネが、俺の足にすがりついてきた。なんだこいつ……。

 だから、欲しいのは情報だって言ってるだろ!


 俺がアリアドネと、くだらない話をしていると。

 焦れたのか、和葉が話しかけてきた。


「ねえ、真城くん。込み入った話は後にして、とりあえずご飯にしましょう」

「いや、それはいいんだが、大事な話がまだなんだよ」


「この前作ったレッドドラゴンの熟成肉が、そろそろ出来上がっている頃よ」

「あ、ああ……いや、和葉ちょっとだけ待ってくれ。こいつから聞き出さないといけないことがあるんだよ」


 俺の腕を引く和葉、本人は善意なんだろうけど、本当に和葉は、空気を読まないところがあるから。

 料理の話になるとやたら元気になる和葉に引っ張られながらも、でも飯の前に済ませておかないといけないことがあると止めた。


「何でしょうご主人様」

「アリアドネ。お前、地下十六階にいた配下の黒の騎士(ブラック・デスナイト)に、どういう指示を出したか覚えているか」


 あそこに溜まっていた、黒の騎士(ブラック・デスナイト)の集団も、いずれは倒さねばならない。下手をするとあれも街に上がってくる。

 ダンジョンのどこにいるのかまだ捕捉できてないのだ、これは、早急に確認しておかなくてはならない懸念事項だった。

次回更新予定、10/27(火)です。

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ジェノサイド・リアリティー3年ぶりに2巻が出ました! どうぞよろしくおねがいします! あと作者の別作品「神々の加護で生産革命」が書籍化しました! 発売はMノベルズ様からです。予約など始まってますので、ぜひよろしく! (特典SSも、専門店全般として1本と、とらのあなに1本あるそうです) 追伸:おかげさまでオリコン週間ライトノベル20位、ツタヤ週間文芸書14位の快挙! みんな買ってくださってありがとうございます! まだ見てない方はぜひチェックしてみてくださいね! 「おっさん冒険者ケインの善行」コミック5巻! 好評発売中!

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― 新着の感想 ―
さすがに甘すぎる対応だなと思っちゃう
「あ、ああ……いや、和葉ちょっとだけ待ってくれ。こいつから聞き出さないといけないことがあるんだよ」 ちょっとだけ聞きたい情報って何だろうと思う。じっくり、順序だてて聞かないといけない情報だと思うが。
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