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27.勇者騒動前編

先週は続き出さなくてすいません

言い訳ですがリアルの方で疲れて出す気力がありませんでした


そして今回だしましたが短いですすいません


ダメな作者ですがお話楽しんでいってください

「さて、落ち着いた様だしこれからどうすっか」


先ほどの騒ぎからスズたちが落ち着き次の行動方針を考え、多くの視線を感じながら後ろを振り向く。


「ひっ、振り向いた…」「や、やべぇ。目があっちまった…」「なんなんだよぉ…」「ば、化け物っ」「いの、命だけはぁ!」「…魔王だ」「あの魔物を跪けやがったぞ…」「強すぎるだろ」「助かった…」「ひっ、り、竜の大群がくるっ」「ふふふ、ついに俺の宿敵が現れたか…」「た、頼む。家族だけは、家族だけはどうかぁ」「か、かっこいい…」「俺のハートをその胸にきざゔぁっ」「馬鹿っ、やめとけ!」「ぐふっ、案外可愛いわぁ」


振り向けば冒険者から様々な声が聞こえる。クロに恐怖する者、クロを称賛する者が大半だが、おい最後の奴。お前男だろ、くねくねしながら近寄るなっ。それに痛々しい奴もいたが仲間に殴られ止められていた。


冒険者にはこう言う奴が多いのか?ごっつい体と強面のゲイとか怖すぎるぞ。


「あっ、クロ。そう言えばミーシャ達のこと、忘れてた」


…あっ。


「やっべ。彼奴らどこ行ってたっけ。てか待ち合わせの約束してないかったよな?」


「…してない」


「はぁ、仕方ない。ギルドに行って聞いてみるか。ロベリア、取り敢えずこれからギルドに行くから」


「ぬ?構わぬぞ」


「よしっ、行こう!」


「……美咲も来るのか?」


「え……ダメ、なの…?」


うっ、そんなに瞳をうるうるさせるな。


くいっくいっ。


「ん、どうしたスズ?」


「別に、連れて行ってもいい、と思う。さっき話して、ミサキの人柄も良くわかった。ミサキは悪い人じゃない」


「スズさん……」


「スズでいい。私もミサキって、呼んだし」


「うぅ、スズぅぅぅ。ありがとぉぉぉぉぉ」


「ま、スズがいいというなら良いけど。ロベリアもいいか?」


「構わぬぞ。それに人数が多い程色々なプレイを楽しめるしの!」


「何言ってんだよ……それに俺一度もハーレム作るって言ってないんだが」


「そんなこと関係ないじゃろ」


「いや、関係あるだろ」


「ハーレム王とは気付かぬ間に女を落としていく者!クロは既に3人の女を落としているのじゃ!まさか気づいとらんとか言うんじゃなかろうな?」


「うっ。そ、そりゃまぁ、美咲からの好意には気づいてるけど…。俺はスズが好きなんだ。一夫一妻だろ」


「何言っとるんじゃ、一夫多妻は普通に認められとるぞ」


「なっ、それ本当⁉︎だったら私にもまだ希望が!」


「一夫多妻こそ、ハーレムの基本」


「なぁスズ、なんでそんなにハーレムの事になると興奮するんだよ」


「だって、クロを沢山の幸せで埋めてあげたくて…」


「なんでそれでハーレムに…」


「好きな人といるのは幸せ。沢山の好きな人といるのはもっと幸せ」


「なんだそれ。俺はスズがいればいいんだが」


「私がそうしたい。それに、ロベリア達の気持ちも本気。私も負けてられない。それに、私が感じる幸せ、ロベリア達にも感じてほしい」


「…複雑な気分だな、好きな人から他の人を勧められるって」


「きっと、クロもいつか、ロベリア達の気持ちに向き合ってくれる」


「まぁ、スズがしたいならしてくれ。でもな、俺がスズを好きな気持ちは変わらないからな」


「当たり前。私もクロを好きな気持ちは、変わらない」


「スズ…」


「クロ…」


2人はお互いの目を見つめ合い名前を呼び合う。


「……目の前で好きな人といちゃつかれるのは物凄く不愉快じゃの」


「そうね。でも、スズはユウくんの恋人なんだし…うぅ」


「むぅ我慢できぬっ。妾も混ぜるのじゃぁぁ!」


ロベリアがいい雰囲気を醸し出していたクロの左腕に抱きつく。


「むっ」


「あぁ!私もっ」


そう言って美咲もクロの右腕に抱きつく。


「むむっ。私も負けないっ」


スズもそんなことを言ってクロの正面に抱きつく。それを受け止めるようにクロが背に腕を回す。


「む、やはりスズとの対応の差を感じるの」


「そりゃスズが俺の恋人なんだから当たり前だろ」


閑話休題。


「んじゃ美咲も加えてさっさとジンたちに会いに行こう。美咲がこれから付いてくるんらロベリアと一緒に紹介しとかないとな」


「うむ、そうじゃの。クロの仲間に会うのは楽しみじゃ」


「私も!ユウくんのお友達は私のお友達だもんね!」


「なんだよそれ…、まぁもういいや。よし、まずはギルドにいく「ちょっと待てよ!」……なんだよ」


クロの話を遮った声の主が近づいてくる。

声の主は怒りに身を震わせる五十嵐いがらし、勇者五十嵐だった。

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