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更新遅くて、すみません。少し、文章の書き方を変えてみました!!
魔王様の悩みの種
作:イヌ教官



第9話:スイカ割りじゃなくて、スイ変わりしようよ!!


<マー君視点>

「本当にありがとうございました。海賊から解放してくれるだけではなく、私たちの街までこんなに立派にしてくれまして」
「えっへん! すごいでしょ!」
「コラ! お前が威張るな!元はと言えば、街を壊滅させたのはお前なんだからな!」
「う〜だって〜あれは、お姉ちゃんが〜」
「人のせいにしない!」

昨日の海賊退治から一晩、街の修復は葵が手伝ってくれたおかげで意外とはやくおわったので、酒場で仮眠をとっていると街の住人達が帰ってきたのだ。


で、この街の町長っと話していたのだ。

「はははははは。しかし本当にありがとうございました。私どもには海を貸切にする事しか出来ませんが、どうぞ今日一日お楽しみください」

町長も仕事が残ってるらしく早々に話をきり終え、いったん私達は別荘へと戻ることにした。
別荘へと戻るとアリスが朝食を用意してくれ、急いで私達はそれらを食べた。
朝食を食べ終えた私たちは、再び別荘を出て、更衣室で水着に着替え、海辺へと出た。

「それにしても葵たちは何をしているのだ? 遅すぎるぞ!」
「がははははは! そう言うな。女は何かと時間が掛かるものなのだ」

私とアレクが海辺に出て、かれこれ30分以上経つが葵たちはまだ来ない。
仕方なく私達は葵たちを待ちながら町長が用意してくれたビーチパラソルを立てていた。
ビーチパラソルの下には浮き輪や釣竿っといった海で必要なものが置かれおり、
これらは全て町長が用意してくれたのだ。
後でちゃんとお礼をしとかなければ……。

「しかし、アレク………。その水着は、どうかと思うが……」
「そうか? 葵が用意してくれた物なんだが、私はかなり気に入っているぞ」

アレクの水着は赤ふんどし……以上……
どうコメントしたらいいのだ……

私はというと、トランクスタイプの水着に大きくおとこと描かれている。
現地調達で用意したものなので、こんな物しかなかった。

まぁ、野郎の紹介はこれくらいでいいだろう。
だって葵たちが来たからである。

「やっほ〜。お待たせ!」
「私、海なんて初めてです!」
「あらあらまぁまぁ〜。じゃあ、アリスちゃん、これが初体験ね〜」
「杏さん……発言がエロいです」



「どうだ、マー君! 私の水着、似合う?」

葵はアリスたちより早く私の所まで走ってきて、セクシーポーズをとっている。
う〜ん……目の毒というわけではないのだが、やはりスタイルが……少し残念だった。
葵の水着は、黒のセパレートタイプにスカートが付いているやつだ。

「へぇ〜意外と似合ってるじゃないか」
「ふふふふふ。やっと、マー君も私の魅力に気づいたみたいだね」

はいはい。バカは、ほっといて。

他のみんなはどうしてるかっというと、
アリスは足を海に入れてバシャバシャっと遊んでいる。

「わぁ〜! 海です! 広いです! しょっぱいです!」

アリスの水着は、花柄のビキニに、腰にはパレオが巻かれている。
普段見れないアリスの一面が見えて、私は少し嬉しかった。

「アレクくん! 何なの、それは? とても珍しい水着だね!」
「がはははは! そうだろう。これは人間界にある日本という国の伝統的な水着なのだ」
「そ、そうなの!?」

バンダナちゃん(仮名)はアレクの水着、ふんどしに興味があるらしく、目をキラキラさせながらアレクと話している。
ちなみにバンダナちゃんは髪型を三つ編みにしてフリルのついた水玉模様の水着、
そして大きな麦わら帽子を被っている。


「あらあらまぁまぁ〜。いいお天気ですわね〜」

ぬお!真打登場!?
杏はいつもの眼鏡をはずし、髪を下ろして黒いビキニだ。

………。凄すぎて何も言えん。それほどにスタイルが良すぎるのだ。
私は葵をチラッと見て………姉妹でこうも違うとは……っと静かに思うのだった。


「さてと、俺は行くか」
「アレクさん、頑張ってクジラかイルカ釣ってきてね!」
「がはははははははは!任せてけ!クジラだろうがイルカだろうが何でも釣ってきてやる」

葵……イルカとクジラは哺乳類だ……
アレクもマジにするな。お前なら本当にやりかねん。

アレクは昨日から海釣りをしたいっと言ってたので、今から別行動だ。
パラソルの下に置いてあった釣竿を持ち、岩場のほうへと歩いていった。
ふんどしに釣竿……まさに海が似合う男だ。

「さて、どうしたものか……」

町長の心意気で、この海を貸し切りしてくれたのだが、正直私も海に来たのは初めてで、
海での遊びはあまり知らないのだ。このままでは、ただ泳いで終わりとなってしまう。
それも良いかもしれないが、少し寂しい感じがする。

そうだ! こんなときは遊びのプロの葵に聞いてみよう!

「葵。お前何かしたいことはあるか?」
「えっ? 突然なに?!」
「いや……私は海の遊びについては疎くてな……なにか皆で楽しめるいい遊びを知らないか?」
「う〜ん、そうだな……じゃあ、スイカ割りなんてどう?」
「スイカ割り? そういえば、どこかで聞いたことはあるが実際にやったことはないな」
「へぇ〜そうなんだ……」

葵がニヤニヤしながら顎に手を当て何か考えている。
最近、気づいたが、この動作をしているときは葵が悪巧みをしているときの動作である。

「じゃあ今からやってみようよ!」
「そうだな。いっちょやってみるか!」

私はまんまと葵の悪巧みに乗ってしまった。





「おい……」
「ん!? どうしたの。マー君」
「スイカ割りって、用意したスイカの果実を目隠しをした人が周囲の声だけを頼りに割る遊びだよな……」
「うん、そうだね」
「じゃあ、どうして………どうして、私が地面に埋められてるんだああああ!!」

私は葵の策略により首から下は地面に埋められてしまった。
これでは一切首から上は身動きがとれない。まさに、さらし首の状態だ。
葵の傍らではニコニコっと笑っている杏と焦った表情をしているアリスとバンダナちゃん(仮名)が私を見守っている。

「だって、これスイカ割りじゃないもん! スイわりだもん」
「ふざけるなああああ! なにがスイ変わりだ! スイカの代わりに私の頭を割るきか!?」
「………。チッ、バレたか!」

チッじゃねぇよ!そんな事されてみろ、さすがの私でも命の危険を感じるぞ。

「しかたないな。スイカ用意してあげるよ」
「その前に助けろ!」
「ヤダ! こっちのほうが楽しいもん!」

葵はワープゲートを開くと、そこから木刀と白い鉢巻、大きなスイカを取り出し私の顔の左横に置く。

「よし、準備OK!」
「いいわけねぇだろ!早く私を掘り起こせ!」
「じゃあ、私から行くね!」
「人の話を聞けえええ!」

葵は私の話を無視すると、鉢巻で目隠しをし、木刀を額に当て、その場でぐるぐるっと回りだしだ。

「8……9……10! よ〜し、行くぞ!」
「葵、まっすぐよ〜。そのまま真っ直ぐ〜」
「あっ!? そこは右です!」
「通り過ぎてますよ! もう少し戻って!」
「違う! 右だ! もっと右だああああ! お箸を持つほうだああ!」
「えっ!? お箸を持つほう……どっちだっけ? わかんないや!」
「嘘つけえ!! 顔が、にやけるぞおお!」



それから数分後、グダグダやりながら葵を私とスイカの前まで誘導する。

「葵〜、そこはもう少し右よ〜」
「違う! 左だ! 左だ!」
「えっ!? どっちなの? 右? 左?」

もし葵が杏の言うとおりに右に来た場合、それは私の命の危機だ。

  
「葵、杏の言うことはうそだ! 私を信じろ!」         
「葵〜。もし私の言うことを聞いてくれるなら……」
「う〜ん、どっちなの」
「後でプリン奢るわよ〜」
「イエッサー!!」
「ちょ、ちょっと待てえええ!お前、杏の言うこと信じるのか……」
「……………」
「無視するなああああ!」
「アリス、バンダナちゃん(仮名)!」
「……………」
「……………」
「お前らも無視するなあああ!」

葵は杏の言うとおり、一歩右に移動し木刀を振り上げる。
おい、待て! 木刀を振り上げるな! ちょ、ちょマジで! マジでやるのか。
マジでそんなの喰らったら、さすがの私でも死んでしまうぞ!!


「プリン〜♪プルプル〜♪プリン〜♪」
「ちょ、ちょっと待て……」
「チェストーーーーーーーーー!!」

ギャーーーーーーーーーーーーーーーーー!

【グシャ!】

「魔王様ーーーーーーーーーーーーーー!」


魔王様………死亡………
     
             



                   魔王様の悩みの種

                       完

              イヌ教官先生の次回作にご期待ください!!  







「って、か、勝手に殺すな。ちゃんと生きとるわ……」

葵の木刀は私の頬をギリギリ掠めて砂浜に突き刺さった。
まさに、危機一髪だ。

「あっ!? 失敗失敗」

葵……それはどうゆう意味でだ……
葵は目隠しを取り、その様子を見ると、かなり悔しそうにしている


「あらあら〜じゃあ、次は私ねぇ〜」
「や、止めてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!!」



スイカ割り開始から30分。

【パカッ】

「わぁーい! 割れた割れた! マー君の頭が!!」





「コラぁぁぁあああ! 葵、物騒なことを言うなぁぁぁあああ!」

割れたのは私の頭ではなくスイカである。

「………」
「また無視かあああ! そしていい加減助けろよ!」
「えっ〜。めんどくさい。それにそれが人に頼む態度〜。お願いしますは?」

ぶっ飛ばすぞ! この小娘が!!

「いいんだよ、このままほっといても!」

しかし、冷静になって考えると、このままでいるわけにはいかないしな。
この日差しと潮風のせいで、本当に干乾びそうだし。

「………お願いします………」
「えっ!?聞こえない〜」
「お願いします! 助けてください!!」

私は少しヤケクソ気味に言い放った。
プライドもよりも命のほうが大切だ……コンチクショーーーー!!

「はい! よく出来ました! アリスちゃん、バンダナちゃん(仮名)助けてあげて」
「ま、魔王様! 大丈夫ですか!?」
「あ、アリス! お前だけだ。私を心配してくれるのは」
「えっ!? 酷いです! 私も心配したのに!!」

アリスとバンダナちゃん(仮名)が急いで私を掘り起こしてくれたので、何とかミイラ化は免れた。


「マー君、干乾びなくて良かったですわね〜! 私、とても心配してましたのよ〜」
「うそつけ」

そんな具合に杏にツッコミを入れながら、皆でスイカを食べた。

「アリスちゃん、アリスちゃん。スイカって皮も食べれるんだよ」
「えっ!? そうなのですか?」
「コラそこ! アリスに嘘を教えない!!」



時刻は昼過ぎ、スイカで腹も膨れ、私と杏とバンダナちゃんはビーチパラソルの下で
ノンビリと休んでいた。
葵は、泳げないアリスの為に泳ぎを教えてあげると言って、浮き輪をもって海のほうへと走っていた。

「お〜い、マー君!」
「はいはい……。まったく、これで何度目だよ……」

さっきからずっと、葵が浮き輪でぷかぷかっと浮かびながらて手を振ってくるので
私も手を振り返しているのだ。
しかし、葵たちの姿がドンドンと小さくなっていく。
まぁ、葵だし大丈夫だろ……。



そして一時間後……

あれ? おかしいな…
私がトイレに行っている内に、葵たちがに見えなくなってしまった。

いや……葵に限って……ありえん……私の頭の中で色々な憶測が飛び交っている……
そして、止めの一撃が……

「あらあら〜どうしましょう〜。葵は足が地面に着いてないと泳げないでしたわ〜」
「葵!!! アリス!!! 待ってろ、今すぐ助けに行ってやるからなあ!!」

気づけば私は海に向かって走り出していた。
後で冷静になって考えてみれば、足が地面に着いてないと泳げない……
それってつまり泳げないって事じゃねかああああ!!


<バンダナちゃん視点>

「あらあら〜行ってしまいましたわ〜」
「杏さん! のん気に構えている場合ですか!! 妹さんが遭難したかもしれないですよ!!」
「あらあら〜誰が遭難したの〜」
「だからぁ! 葵さんですよ! 葵さん!」
「モグモグ……誰か私の……モグモグ……名前呼んだ?」
「ええ、呼びましたよ。でも、後にしてください! 私は今忙しいの……て!? えっ!? えええええ!? 何でここに葵さんとアリスさんがいるのですか!?」

声のした方へと振り向くと、そこには葵さんとアリスさんが立っていた。
しかも葵さん、焼きトウモロコシ食ってるし……

「モグモグ……じちゅは……モグモグ……めんどくしゃくなって」
「口に物を入れながら喋らないでください!」
「モグモグ……モグモグ……ゴックン! あっは、ゴメンねバンダナちゃん」
「で、話は戻りますが海で遭難している貴方達がどうしてここにいるのですか?」
「遭難? ……私たちが?」
「もう、バンダナちゃん(仮名)は大げさですね。私達は、ただ波に乗りながら陸地が見えなくなるほど所まで行っただけです」
「それが遭難って言うんです!!」
「へぇ〜そうなんだ〜」
「…………」
「…………」
「…………」

葵さんの冗談で、夏なのに真冬並みの寒い空気が流れた。
いつもなら魔王様が鋭いツッコミをしてくれるのに…………あ〜魔王様早く帰ってきてください…………私では無理です…………
私では、この空気をどうにかすることはできません。


一方その頃……魔王様は、

「ぬぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!」
「食わせろぉぉぉぉおお!! 痛くしないからさぁああ!! せめて一口だけでも!」
「黙れぇぇぇぇぇえええええ! 食われてたまるかぁぁぁぁぁあああ!!」

3メートルを越す巨大サメに追い掛け回されていた。
はたして、魔王様の運命は……次回に続く……

「こらぁぁぁぁぁぁぁああああ! 作者!!!! 見てないで助けろぉぉぉおおおお!!!」

…………。

「お前も無視かぁぁぁぁぁああああああああ!!!!!」


評価、感想、出来ればお願いします!!











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