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今回はアリスが頑張ってます。

魔王様の悩みの種
作:イヌ教官



第18話:アリス、がんばる!!


〈葵君視点〉

〜魔王室〜

「マー君!! マー君!! マー君!! マー君! マー君!! マー君!」

今日も私はいつもの様に扉をぶち壊し、部屋に入る。
そうしたら、いつものようにマー君の怒鳴り声が………。
あれ…………?
怒鳴り声が飛んでこない。
いつもなら

「うるさいわぁぁぁぁぁ!! 扉を壊すなぁぁぁぁ!!」

って、怒鳴るのに………。
そのかわり……

「やぁ……葵……今日も君は元気だね〜。そこが可愛くてたまらないよ〜」
「!?!?!?!?!?!」

ひ、ひぃぃぃぃぃぃ!! なに!? このマー君!!!!!!!!
気持ち悪いよ〜。普段なら絶対、こんな事言わないのに………寒気が止まらないよ〜

「あら? 葵さん、こんにちわ〜」
「あ、アリスちゃん!? マー君が、おかしくなっちゃたよ……」
「えっ……魔王様が……」
「やぁ、アリス。君の笑顔は太陽よりも眩しく、月よりも美しい」
「ひぃぃぃぃぃ…マー君、気持ち悪い……」
「まっ…魔王様……そんな事言われたら照れちゃいますよ〜」

アリスちゃんは、顔を真っ赤にしながら、手を顔に当ててモジモジしている。

「アリスちゃん、照れてる場合じゃないよ」
「あっ…そうでした。確かに今日の魔王様……変ですね……」
「変というか……気持ち悪いよ!!」
「そこまで言わなくても……」
「それにしても……どうしてマー君が、おかしくなったんだろう」
「さぁ〜わからないですけど。杏さんなら……何かわかるんじゃないんですか? あの人、医学にも精通してますから」
「それもそうか……よし…行こう」
「お出かけかい? マイリトルガール達よ」
「………小さいって言ったなぁぁあああああああ!!!」
「あ、葵さん!?」
「吹き飛べぇぇぇぇぇぇえええええ!!!」

【キュィィィン!! ドーーーン!!!】

「ぎゃぁぁああああああああ!!!!!」
「…………」
「………行こ!! アリスちゃん!!!」
「あっ!? はい!! では、魔王様。行ってきますね……」

私たちはゲートを開き、中へと入る。


「………ふふふふふ!! 綺麗な花には棘があるか……バタリ………」

瓦礫とかした魔王室で魔王は静かに呟いた……




〈アリス視点〉

〜人間界〜

「えっと、ここは?」

ワープゲートから抜けると、立派な建物が建ち並ぶ場所に出た。

「私が通う魔法学校だよ」

あ〜そうでしたか。ここが、ガッコウ……。だから皆さん、葵さんと同じ服装……。

【ザワザワザワ】

「おい、あれって……」
「ああ。破壊と殲滅の葵様だ……」
「め、目を合わせるな……消滅させられるぞ……」

あ、葵さん……貴方、何やったんですか? 皆さん怯えてますよ……

「アリスちゃん、こっちこっち」
「あっ…はい」



「じゃあ、今からこの学校で一番偉い人に会おう……探知魔法の長けた人だから……お姉ちゃんの場所分かるかもしれないし……」

私は葵さんに連れられてちょっと立派な扉の前に来ていた

「じゃあ、行くよ」

う〜ん、緊張する……

「とりゃぁあああ!!」

【ドカァァァァン!!】

や、やっぱり……扉は壊すんだ……葵さん……いい顔してますね……やりきった感が……

「な、何ですか!! 一体!!!???」
「やっほ〜。アイちゃん。元気にしてた〜」
「ああああああああ葵さん!!!!! な、なんでここに!!!!!!」

えっ!?子供!?部屋の中へと入ると金髪ツインテールの女の子がクマさんのお人形をギュッと抱きしめて部屋の隅で怯えていた。

「お姉ちゃんは?」
「はっ!?」
「お姉ちゃんはどこ?」
「し、しら、知らないです!!! 杏さんがどこにいるか知らないです!!」
「じゃあ、魔法で探して」
「嫌ですよ!! 探知魔法は魔力の消費が激しいのですよ……」
「ふ〜ん。そうなんだ……あ〜なんだか暴れたい気分だな……今度は校舎半壊じゃすみそうに……」
「わ、わかりました!! やらして頂きます!!」

なんか魔王様と似ているような

「ふ〜これで安心だね!」
「はぁ……そうですか……」
「安心したらお腹空いちゃったよ……ん!? あっ!! ちょっと待てて!」
「あっ……葵さん……」

葵さんが凄まじい勢いで部屋から飛び出して行った。

〈葵視点〉

「へへへへへ!! 今日はゲットしたぞ!! 特上焼きそばパン」
「お〜い!トモ君〜」
「ん!? 葵さんの声がしたような?気のせいかな?」
「トモ君〜!! 発見キック〜!!」
「ぐはぁぁぁぁぁ!! あ、葵さん!? 何でここに!? しかもキック痛いし!!」
「大丈夫!! 私が痛くないから!!」
「僕が痛いですよ!!!!!」
「えっ…トモ君……Mでしょ?」
「ち、違いますよ!!」
「まぁいいや! その焼きそばパンをこっちに頂戴!!」
「え〜いやですよ……すっごい並んで買ったんですから」
「じゃあ、暴れちゃおうかな……」
「や、止めてください!! これ以上、桜以外に問題を起こされたら僕が卒業できなくなってしまいます!!!」
「じゃあ、はい……頂戴♪」
「ち、ちくしょ!!!」

〈アリス視点〉

「ただいま〜♪」
「あっ葵さん……」
「アイちゃんの調子はどう?」
「さっきからずっと水晶と睨めっこしたままです」
「ふ〜ん、そうなんだ。もぐもぐ……アリスちゃんも食べる?」
「あっ…いえ。結構です」
「そう。美味しいのに……」
「あああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?!!?!?!?!」
「どうしたの!? 何か見えた」
「今朝、ゴミを出すの忘れてた……」
「…………ブチッ………」
「どうしましょう……桜さんに怒られ………痛い痛い痛い痛い!!!!!!! 痛いです!!! 離してです!!!!!!!!!」
「あ、葵さん!!! 落ち着いて!!! こんな小さい子にアイアンクローは駄目です!」



〜5分後〜

「ひっく……ひっく……ごめんなさい……今度は真面目にしますから……」
「わかればいいの。わかれば」

それから5分、この部屋の半分が消し飛びました。普段の魔王様の苦労が分かった気がします……。
止めるだけでも命がけです。

「ひっく……ひっく……理事長なのに……偉いのに……どうして、私が……」
「何か可哀想……」
「アリスちゃん、騙されたらダメだよ。アイちゃん……理事長は……これでも5じゅ………」
「わぁわぁわぁ!! ダメです!! それを言ってはダメです!!」

葵さんが何かを言い終える前に、アイさんが妨害に入った。葵さんが何を言おうとしたのか気になるがよっぽど言われたくないのであろう。アイさんは必死に葵さんの口を押さえようとしている。

「どうしようかな〜私の欠席日数を調整してくれるなら考えてもいいけどな〜」
「お、脅すというのですか!?」
「アイちゃんの本当のねん……」
「分かったです!! 調整しますから!! それだけは!!」
「やったぁ!! ありがとう!!」

なんか話の主旨が、ずれているような……



〜1時間後〜

「見えました!! 見えましたよ!! アリスさん!!」
「本当ですか!?」

私は急いでソファーで寝ている葵さんの体を揺する。

「葵さん、起きてください! 葵さん!!」
「んも〜。もうマー君〜これ以上はイジメる事出来ないよ〜」

どうゆう夢を見てるんですか?貴方は……

「葵さん!! 起きてください!! 葵さん!!!」
「ん、ん〜。あっ!おはよう。リアス式海岸ちゃん……」
「私はアリスです!!」
「わかってるよ〜そんなこと〜」

わかってるなら言わないでください!!

「で、何のよう? もし……くだらない用ならアイちゃんがぶっ飛ぶよ」
「なんで私が!?」
「ノリ♪」
「ノリで人をぶっ飛ばさないでください!!」
「で、何の用なの?」

【ボキボキボキ!!ボキボキボキ!!】

「指をボキボキ鳴らすのは止めてです!! その音、嫌いなんです!!」
「そうなの……にやり……」

【ボキボキボキ!! ボキボキボキ!! ボキボキボキ!! ボキボキボキ!! ボキボキボキ!! ボキボキボキ!! ボキボキボキ!! ボキボキボキ!! ボキボキボキ!! ボキボキボキ!! ボキボキボキ!! ボキボキボキ!! ボキボキボキ!! ボキボキボキ!!ボキボキボキ!! ボキボキボキ!! ボキボキボキ!!】

「や、止めてええ!!!!!!! イヤあああああああ!!!!!!」
「葵さん、葵さん……止めてください……これじゃあ話が進みませんから」
「ちぇ……つまんない……」

残念そうな顔をしないでください。

「はぁはぁはぁ……アリスさん……ありがとう……です……」
「いえ……」
「え〜ゴホン!! 杏さんの居場所ですけど……あの人……魔界にいますよ……」
「うそ!? 本当に?」
「ほ、本当です!! 痛い!! 痛いです!! 本当ですからアイアンクローは止めて!!」
「………わかった。一度、魔界に行ってくる……」

葵さんは、アイさんのこめかみ手を離すと、ゲートを開き、中へと入っていった。

「あの〜大丈夫ですか?」
「はい。大丈夫です……いつもよりは酷いですけど……慣れてますから……あははははは……」

笑顔が引きつってますけど……。

「じゃあ、私もいきますね」
「はい。いつでも来てくださいです。わたしの魔力なら年中無休でゲートを開くことも可能ですから」
「ふふふふふふ。なんかコンビニみたいですね」
「あはははは。そうですね」
「では、また!」
「はい。バイバイです!!」

私はアイさんと別れを告げ、ゲートの中へと入る。


〜魔王室〜

「…………」
「…………」
「ふんふ〜♪ ふふふっふ〜♪ ふふふふん〜♪」
「あらあら♪ まぁまぁ〜♪」

瓦礫とかした魔王室で、魔王様と杏さんが……鼻歌を歌いながら踊っていた………
夢なら覚めてあってほしい………


「葵、アリスちゃん〜。現実逃避してないで助けてくださいな〜。ずっとマー君、この調子で……このままだと、マー君が危ないですわよ〜!!」
「……自分で蒔いた種でしょ……自分で何とかしたら…」
「自分で蒔いた種? なんの事ですの〜!?」
「えっ!? お姉ちゃんが薬の実験台にしたんじゃないの?」
「うるうる〜。ひどいですわ〜。そんな酷い事したことないのに〜」
「じゃあ、何でマー君が、おかしくなってるのよ!!」
「マー君、風邪ひいてるからですわ〜」
「マー君が風邪!? 魔族も風邪ひくの!?」
「はい……私たち魔族は人間より長生きなだけで、そんなに変わりませんよ」
「へぇ〜勉強になるね〜」

「ふんふ〜♪ ふふふっふ〜♪ ふふふふん〜♪」
「って、感心してる場合じゃないよ。とにかく寝かさないと……アリスちゃん、足もって」
「はい!!」

魔王様と杏さんを引き離して。葵さんが両手を、私が足を持って魔王様を寝室へと運び、
ベットへと寝かせる。



「ふぅ〜疲れたね」
「そうですね〜」
「あらあら。まあまあ〜」




今日はすっごく疲れました〜。




早く元気になってくださいね……魔王様………


今回出てきたトモ君が主人公の小説も書き始めました。できれば、そちらもお願いします。
後、評価と感想は作者の栄養となります。できればお願いします











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