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Different world 作者:なつこっこ。
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お好み焼きの美味しさは、たくさんのキャベツにあると思う。
ので、たくさん刻みます。余裕でキャベツ一玉消費しちゃうからキャベツが高いと涙が出ちゃう。
でもたくさん作って冷凍しておけば、小腹がすいた~とか、ご飯作る元気がない~っていうときに、すぐに食べられるから!という理由で頑張ってキャベツを刻む。

ひたすらキャベツを刻む横でツインズは他の準備に取り掛かる。
といっても、ホットプレートの用意だとか、フライ返しだとか、その他の食材とかになるけど。

基本的にノーマルな豚玉が一番好きかもしれない。
もちろん、シーフードもおいしいとおもうし、豚キムチとかもちチーズもうまい。
けど、個人的にモダンだけはあまり好きになれず、焼くそばでよくない?と思ってしまうのだけど。いや、美味しいんだけどね?

我が家には大きなボウルがないので、大きな鍋で生地を混ぜる。
広島風お好み焼きもおいしいけど、どうにもあの焼き方だとひっくりかえせないのだから仕方ない。
あれは何度挑戦してもキャベツが舞う。そりゃあもう全力で。私が返そうが、ツインズが返そうが、舞うんだから仕方ない。
焼き上がりには、ソースとマヨネーズ、かつおぶしに気分で青のり。
あと、これも個人的だけどポン酢をかけて食べるのも非常においしい。
ネギとポン酢とカイワレ大根をもっさりのっけて食べるのはおすすめ。

生地ができたら、基本的に焼くのはツインズに任せて、洗い物を片付ける。
いつものーと伝えたので、豚玉が完成するだろう。


「いい匂い」

『ビールのみてー』

「でも飲んだ状態でゲームもね」

『酔ってると認識されるとログインできないとかいうけどね』


どういう判断がなされるのかわからないけど、それなら安心だと思う。
お酒は気を大きくするから、けんかになることも多いしね。

ふーんと言いながら換気のために窓を開ける。もちろん換気扇はフル稼働しているけどそれだけでは追いつかない。食べ終わったら布にシュッシュッと消臭もしなければ。


「新しい情報って、掲示板にないの?」

「うーん、2つ目の町がみつかったらしいね」

「はやーい」

「攻略組って人たちかな。とりあえずほぼログインしていて、ガンガン前に進んでいくらしいよ」


このゲームをほぼログインし続けるって、体が心配になるのは私だけだろうか。
夕飯あとログインするけど、終わったらジム直行の予定だ。運動しないと足腰が弱くなりそう。


「あ、そういえばね、ポーション作れるようになったよ」

『…ん?』

「あとね、武器の耐久値の直し方も教えてもらって、今使ってる弓ならある程度戻せるようになったし、教えてもらったお店に釜があって、金属溶かすのに使っていいよって言ってくれてね」

『…』

「魔法も教えてもらえるんだ!すごいよねー、ゲームの世界だけど、魔法使いになれるんだって。でもわかんないことたくさんあるから、図書館で調べなきゃいけないことでてきちゃった」

『ねーちゃん…とりあえず、詳しく。あと、溶炉じゃないかな、窯っていうより』


あれ、窯じゃないの?と聞けば、あやふやな知識だけど、という前置きで厳密に窯と炉で線引きがあるわけではないという。ただ細かく分類するなら、金属専門なら溶錬炉という名前になるらしい。
詳しいなツインズ。

ベータさんが「これで金属も溶かせるぞ!」って言ってて名前がわからなかったんだよね。今度ベータさんに会ったら確認しておこう、窯の名前。


焼きあがったお好み焼きを食べながら、なぜそうなったのかをツインズに説明する。
はじめ以外一緒に行動してないので、近況報告会が急遽開かれた。

ツインズもランクはFになっていたようで、今はアレニエとかコションを狩っているらしい。
アレニエはやっぱり蜘蛛のモンスターでコションは豚らしい。そしてフランス語らしい。なんかおしゃれ。
アレニエは目が4つもついてるし、コションは一角獣みたいな角があると聞いたけど、想像してもしっくりこない…。
魔法覚えたら一緒に狩りに行こうね、と約束をしておいた。

で、私がやっていたポーションや武器修理はもちろんだけど、なにより魔法に関しては今までみんなが求めていた情報らしい。

ポーションは買うしか方法がないし、武器修理はギルドに持ち込んだらしてくれるらしいが購入時の半分の値段がかかるということを知った。
生産をしたい人は他にもいるらしいが、なんせ方法がわからない、というかどうすれば生産のスキルがあがるのかがわからないということで、お手上げ状態だったらしい。

武器修理とか、私の知らないことばっかりだ。とつぶやけば、そっくりそのまま返すと言われた。

そしてこの情報は掲示板に乗せるべきかもしれないとのこと。
魔法を求めているのはわかる。そりゃあ使いたいもんね。気持ちはわかる。けど、一斉に人が押し寄せるのはちょっとあの世界の方々に申し訳ない。
ゲームといえあの世界の人たちも生活しているから、一斉にお店に押し掛けるのは非常に迷惑行為になる気がする。
住民たちも生活しているんだし。
というと、それもそうだけど情報を隠していたと言われて攻撃してくる人もいるんだよと言われた。
なんて心の狭い…。

うーんと…ご飯を食べながら考え続けた結果、
「住民と仲良くしてれば、クエスト発生した」って書くのでいいんじゃない?ということになった。
しかし、このあと杖を選ぶんだーという話をしたら、その杖もってると魔法使いなの?なり方教えて!と私のもとに人が集まる可能性があるという。
ちょっとそれは勘弁願いたい。


「でも情報は掲示板に書くべきだろう。匿名もあるし。」

「そうだな、そのほうがいいよ、いろは」

「じゃあ『住民と仲良くする、会話するなかでクエストが発生することもある。』と書いておこう。それでどうだろう、れい」

「さらに、住民に迷惑等をかけると教えてくれない可能性もある。またプレイヤーにも迷惑をかけないこと。ってのを付け足すといいかもしれないな」

「うーん、それでなんとかなる?」


ちなみに掲示板は、ゲームにログインしていても書き込めるし見れるらしい。
連動してるのか、すごいなー。ゲームの世界ではどうやって見るんだろう。なんもない空間にSFみたいに表示されるのかしら。

とりあえずご飯を食べ終わり、休憩している間にささっとツインズが書き込んだようだ。
そのあとゆるくストレッチをして、布にシュッシュッと消臭をふりかける。
居間はどうしてもいろんな匂いがするから、いっそアロマディフュージャーかフレグランスランプでも買うべきかもしれない…。


「じゃあ、ログインするねー」


洗い物をしているツインズに声をかけると、一応メッセージで書き込んだ掲示板を送っとくと言われた。
当事者として流れとか読んどいたほうが良いと思うと言われたから、おとなしくログイン後に目を通すことにする。
杖選んでからみようかな。
あ、そういえば空腹度…やばい。とりあえずログインしたらすぐにご飯を食べなければいけないかもしれないなぁとログインボタンを押した。

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