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  Time 作者:明子
第六話 つながっている時間
「これで、ママに言われたもの全部だよね。」
〜カチューシャをした小学校一年生くらいの女の子が、道をスキップしていた。どう
やらおつかいをたのまれ、それの帰りらしい。
少年探偵団の歩美だった。
歩美は、なぜコナンがいなくなった本当の理由を知らなかった。
哀のことは、少年探偵団にも説明されたのだが、コナンについては何も聞かされてい
なかった。もちろん、哀の口からもだ。
先生はお母さんとお父さんのところへ戻って、アメリカで暮らし、もう二度と戻って
来れそうもないとしかいってなかった。
「歩美をおいて、コナン君はなんで急にいなくなったの…」
歩美は、大泣きをしたらしい。
明るくふるまっていて、実はまだ心の傷はふさがっていない。
そして、今でも言えなかった思いを引きずったままにしている…


〜今時間は3時を回っていた。しかし、コナンはまだ一歩も外に出ていない〜
「ったく…。俺が伝えろってなぁ…んな簡単に言える訳ねーだろ。」
〜コナンはものすごく不機嫌だった。新一に役回りを押し付けられたのもあるが、そ
れ以上に蘭と新一のあのシーンを思い出すたびに無力な自分に気づかされるのが嫌
だったのだ。〜
「っていっても何も始まらねーぇよな…」
〜コナンはそう思い、工藤邸を飛び出した。
外には誰もいない〜
「よし!今のうちか…」
〜そうするとコナンは外へ出ていった。〜



〜しかし、コナンが出て行くところを歩美ちゃんが目撃してしまったのである。〜
「えっ!コナン君…?」
歩美の目にははっきりとみえていた。
夢でも幻でもない。これは現実なのだ。
気が付くと、歩美は無我夢中でコナンを追っていた。
「まって!コナン君…」
〜はぁはぁと息を切らせていた。必死に走っていたのと、驚きで、なかなか言葉が出
ない。〜
「ハァハァ…コナン…く…ん…なの…?」
〜コナンはまさか目撃されているとは思わなかった。
 コナンは言葉が出なかった。
 振り返れない。歩美の表情を考えると、ふりかえれなかった〜


5ヶ月前の世界
少年探偵団たちは、外で遊んでいた。
「いたっ!」
〜しかし、外で遊んでいる途中で、歩美は頭をおさえ、倒れ込んでしまった〜
「大丈夫なの!」
〜哀は心配そうに見つめる。コナンが行方不明になり、丸一日がたとうとしていた〜
「うん、大丈夫だよ。」
「それより、どうしたのよ急に…」
〜コナンについてのこともあり、何か悪いことでもあるのではないかと心配してい
た〜
「ホントたいしたことないんだよ…。けどね…」
「けど…?」
「頭が痛くなったとき、不安な気持ちになって…けどその後、コナン君が目の前にい
たの…驚いた顔だったよ…」
「ばかね…。なに幻を見てるのよ…。まぁ確かに、江戸川君が行方不明で不安なのは
分かるけど、でも彼はそんな簡単につかまったり、しないわよ…」
〜丸一日たち、事件性が強まってきた。警察にも捜査願いを出し、何か事件に巻きこ
まれたのではないかという声が多い。〜
「(工藤君…いったいどこにいるの…。あなたを心配している人は大勢いるの
よ…)」
〜哀の思いは届くのだろうか…〜


〜歩美に呼び止められ、コナンはずっと振り向けずにいた。
ようやく、歩美の息が整い、コナンは覚悟を決めておくが…〜
「よかった!もう戻ってこれないって先生いってたから。戻ってきてくれてうれしい
よ!」
〜と、意外にも喜びの声だった。〜
「えっ!あぁ、急に向こうで暮らせなくなっちまってな…」
「そうなんだ!じゃあまた少年探偵団できるね!
 ずっとさみしかったんだ…。でも、もう急にいなくなったりしないよね!」
「…」
〜コナンは言葉を失ってしまった。新一がどういう嘘をついたのかは分からない。だ
が、まだ小学校一年生の少女を悲しませるようなことをするなんて…
そして、自分のいなくなった過去では、こんな悲しみを作っている…〜
「(俺の未来は人を悲しませてしまうのかよ…)」
〜こんな気持ちでいっぱいだった。〜


秘密には嘘がつきものだ
  そしてその秘密は、嘘と言う冷たい氷に変わってしまう。
 そう、人の心を凍らせるような…
けどな、たまにはその秘密が必要な時もある。
 真実が、いつも心を溶かすとは限らないからな…
作者より
どんどん話が悪い方向にいってしまっています…(反省中)
今回のこの話で、新一とコナンの間にすこしきれつがはいってしまいましたね。
最後の語り手は新一です。すみません分かりましたか?

「挿絵について」
今回は歩美ちゃんを書いてみました。歩美ちゃんは自由帳の絵も含めて、まだ2回し
か書いたことがありません。
歩美ちゃんとわかっていただけたでしょうか?

雑談Time
新一「前から思ってたんだけどさぁ…」
明子「なんですか?」
新一「なんでこんな雑談室みたいなの作るんだ?」
明子「そ、それは…作品の解説をかねて…」
コナン「バーロ!どこが作品の解説なんだよ!どうせ笑いがかけないからここでかこ
うってやつなんだろ?」
明子「(当たってる…)」
新一「コナンナイスだぜ!」
こうして、新一とコナンはまた明子の弱みを握る…
明子「こんどは絶対私が弱みを握ってやるー(怒)」


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