「ぎゃはっはははははは。お前、なんで廊下で逆立ちしてるの? しかも、すっ裸で」
「ちっ。罰ゲームやねん」
たけおは逆立ちしながら、すごく悲しそうな顔をしていた。
先生がやってきた。
「ん? お前、何しとるんだ」
「罰ゲームなんスよ、先生。たけお、何かの勝負で負けて、それで逆立ちさせられとるんですわ」
「ふーん。しかし、すっ裸はきついだろう。もう11月だぞ」
「くすん、くすん」
泣き出した。
「もう、お家に帰りたいよぅ。腕疲れたよぅ。寒いよぅ」
みんなが群がってきた。
「たけおくん、かわいそう。もうやめさせてあげようよ」
「ダメだよ。男は最後まで貫き通さなきゃダメなんだ」
「ファイト、たけお。がんばれ、たけお」
「たけおくん。もうやめて、お願い」
「わぁん。わぁん。疲れたよぅ。寒いよぅ」
たけおの腕はガタガタ震え、いまにも倒れそうだった。
良子ちゃんが先生に頼んだ。
「ねェ先生。もう許してあげて。たけちゃん、死んじゃうよ」
「いやいやいや。別に先生がやらせてるわけじゃ」
「ねェ先生。お、ね、が、い」
良子ちゃんが小学生らしかならぬお色気たっぷりのウインクをした。
けど先生は別にロリコンじゃなかったので、ため息つくばかり。
「ねェん、せんせーいーん。お、ね、が、いーん」
良子ちゃんは小学生らしからぬDカップボインを揺らしながら、先生に懇願した。
けど先生は巨乳はあまり好きじゃないので、やれやれというカンジだった。
「良子ちゃん。もうやめなさい。たけおも男だ。最後まで罰ゲームをやらんと格好がつかんのだろう」
「痛いよぅ、疲れたよぅ。お腹すいたよぅ。わぁーん」
「たけお、ファイト! たけお、がんば!」
たけおの顔はもうまっ青。歯をガチガチ鳴らし、ヘンな汗もタップリ出し、体はガタガタ震えていた。
まさしが言った。
「ところでさ、タケのやつ、なんの勝負に負けて罰ゲームしてんの?」
みんなは、さぁ、というカンジだった。
まさしはかがんで、たけおに尋ねた。
「なぁ、タケ。誰となんの勝負したんだよ」
たけおは目をまっ赤にさせながら答えた。
「よ、よ、よっちゃんとセックス勝負・・・・」
「は?」
みんな、ざわついてきた。
「なんじゃそりゃ」
「よ、よ、よっちゃんとセックスしてる途中、さ、さ、先にイッた方が負けなんだ」
すでに良子の姿はなかった。逃げたのだ。
「ぼ、ぼ、ぼく、15秒でイ、イ、イ」
みんなはそのあと、ガクゼンとした。
すっ裸のたけおが、逆立ちしたまま、射精してしまったのだ。
「うわっ」「ひっ」「なにコレー」
理由はわからない。
きっと、たけおなりの事情があったのだろう。(了) |