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~満員列車は初めてだ~

現在俺はメッチャでかい門の前に居る。

今日は、セルドラント帝国学園の入学試験の日だ。

ちなみに俺は遅刻した。とにかくわけを聞いてほしい。

今日俺は、朝早くに目覚めた。もちろん今日が入学試験だって事を知っていたから、そうしたのだがいざ準備をして列車に乗ると、満員列車の餌食になってしまった。おかげで俺は、学園がある駅を通り越して終点まで行ってしまったのだ。しかもそれを3回も繰り返してしまった。そのせいで俺が学園に着いた頃にはとっくに試験は終わり、受験生も皆帰ってしまっていたのだ。俺の中で列車がトラウマになった瞬間だった。

はい言い訳終了。

どうしよう・・・・・・このまま家に帰ってもいいのだが、そんなことしたらシャルルに殺されてしまう・・・・・本当にどうしよう。

俺は校門の前でウロウロする。はたから見たら、眼帯をしている挙動不審な変人に見えるだろう。

俺が校門の前でうろついていると、突然後ろから話しかけられた。

いきなりだったので俺は体全体をビクッとさせた。

「あの~もしかしてシリウス・マリスミティさんですか?」

後ろを振り返ってみると、眼鏡をかけたいかにも真面目そうなお姉さんが立っていた。

とりあえず返事をする。

「はい、そうです。」

するとお姉さんが、

「学園長がお待ちですので、付いて来て下さい。」

と言って門を開けた。俺は言われるがままに付いて行く。

終始無言の中、広い校庭をぬけてたどり着いた3階建ての校舎。

その中にお姉さんが入っていったので、後を追う。

そして三階に上がり、廊下の突き当たりに『学園長室』とかかれた部屋があった。

お姉さんは部屋の前に立ち止まると扉を軽くノックした。

コンッコンッ。

ノックの後、部屋の中からどうぞ、と聞こえたのでお姉さんが扉を開いた。

部屋の中は赤を基調とした物が多く見受けられ、一つ一つに気品が満ち溢れている。

扉を背に真正面には見た目だけで相当年を取っていることがわかる老人が椅子に腰掛けていた。

「学園長。シリウス・マリスミティさんをお連れしました。」

静寂な空間にお姉さんの澄んだ声が響き渡る。っていうか、このいかにもボケてそうな人が学園長ってどうよ。今の時代こんなに髭を伸ばしているのは位だぞ。まあこっちの世界には居ないけど。

学園長はお姉さんに向かって

「案内ご苦労、ミリシャ君。君はもう仕事に戻ってくれ。」

と言った。それを聞いたお姉さんは「それでは、失礼します。」と言って部屋を出て行った。

あのお姉さんミリシャって言う名前なんだーとか思ってると、目の前に居る学園長さんが俺に向かって話し出す。

「君がシリウス君か、君の事は前々から姫様に聞かされているよ。今日は君が来ると姫様に言われて楽しみにしていたんじゃが、まさか遅刻してくるとは思わなかったの~」

今思えばこの学園は帝国が運営しているから王族との関わりもあるのか、

「僕はどうすればいいんですか?」

一応ダメもとで聞いてみる。

「君には特別学級に入学試験免除で入ってもらおうと思う。」

「ええっ!?」

学園長が凄いことをサラッといった。

この学園には大きく分けてそれぞれの学年に5つのクラスがある。

魔力が高い者がいるクラスがAクラスでそれから順にB、C、D、Eクラスと振り分けられる。

図にするとこんな感じ A>B>C>D>E

DクラスやEクラスに居る人達は皆、魔力が生まれつき無く庶民の人達が主だ。

ちなみに特別学級と呼ばれている学級はA~Eクラスとは別にあって、Sクラスとも呼ばれている。

たまに凄い力を持った人が居てそういう人が入るクラスとなっている。一つの学年に一人居るか居ないかのもの凄いクラスなのだ。なのでこのクラスに限っては学年が関係ない。つまり、12歳の子も居れば15歳の子が居たりするのだ。

この学園には全部で6つの学年と31のクラスが存在する事になるが、1クラスが大体50人ほどなので全校生徒は約1500人程だ。学年が関係ないSクラスの生徒数は現在12人らしい。俺が入ると13人になる。

「俺は別にかまわないんですが、本当に入学試験は受けなくてよろしいんですか?」

もしも入学試験が免除なら能力測定などのややこしい検査を受けなくてすむ。力が制御できるようになったからと言って、何かの拍子で力が放出でもしたら大変なことになるからな。

「うむ。シリウス君が強いって事は姫様から聞いておるから、入学試験は受けなくてもけっこうじゃ。それじゃあ一週間後の入学式で待っておるぞ。」

俺は扉の前で一礼して、部屋を出た。スキップして廊下を走ってゆく。

少年が部屋を出て行った後に老人は小さく囁いた。

「姫様もお人が悪い。自分のクラスに彼をお入れなさるとは・・・・姫様の立場を考えてほしいものじゃな。」

静寂な空間に老体のしゃがれた声が響き渡るのだった・・・









本当に・・・・スイマセン。予定が狂いました。

でもでもでも、何とか物語を進めれそうな気がします。

次回も頑張って書きますので是非読んでください。^^





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