・・・・・・・・OTL
作者は本当に駄目な奴です。
もう笑ってやってください。
~お姫様はヤンデレなのだっ!!!~
俺は今15歳になっている。
振り返ってみればこの15年間色々なことがあった。
姫と出会ったり、現存する魔術書や古の魔法についての文献などを読みつくしたりしたり。
さらには父親が死に結局は俺が家を継ぐことになったり。ちなみに俺が13歳の時だ。
力の制御は完璧に出来るようになったんだが病弱設定をいまだに続けている。だってそうだろ、良く考えれば生まれつき病弱って人がいきなり治ったー!!!とか言ってきたらおかしいだろう・・・・それと腕の鎖と包帯はもうつけてない。まあ眼帯はつけっぱだが・・
そして俺は今日もいつもの部屋で寝ていたのだが・・・・・・
「シリウス様ーー!!!」
なにこれデジャヴ???前にもあったような気がするんだが・・・
「姫さま・・・また来たんですか・・・」
またこのお姫様は・・・
「私のことはシャルルと呼べといっておるだろうが」
姫の薄い緑の瞳が僕を見据える。
「わかりましたよ。シャルル様。それで僕に何の御用ですか?」
なんでお姫様がこんな下級貴族の家に入り浸るのだろうか?
「用事も何も私はシリウス様のことが・・・好きだから・・・」
そうこれが原因だ。
はあ~俺っていつの間に姫様とのフラグ立てたんだろう。しかもシリウス様とか呼ばれてるし俺。
「だからシリウス様、私と結婚してください。」
どんだけ姫様強引なんですか。
「姫様。軽はずみな発言はお控えください。」
すると部屋の扉のほうに居た姫の護衛らしき人が姫を注意する。良く見たらイケメンじゃん。
「私は・・・私は本当にシリウス様の事を愛しているのです。だから結婚するんです。」
するとイケメンな護衛の人が
「姫とこんなゴミクズ下級貴族とでは絶対に結婚など出来ません。いい加減、上級貴族である私と婚約して貰えませんかね。」
ウザッ。なにこいつメッチャウザッ。
シャルルの事を権力の道具としか見ていない所とか万死に値する。
「おい――「今、なんとおっしゃいました。」・・・っえ?」
俺がイケメン貴族野郎に言い返そうとしたとき、シャルルが冷めた声で話し出した。
「シリウス様の事を・・・・侮辱しましたね・・・・」
っえ、一体どうしたの?シャルルさん。目がうつろだよー。ちょっと怖いよー
イケメン貴族もシャルルの周りの空気が変わったことに気づいたのか、一瞬たじろいた。
しかしさすがは上級貴族と言った所か、ここでひいては駄目だと思ったのかシャルルに言い返した。
「所詮、下級貴族などましてやそこに居るゴミの様な奴は上級貴族の食べ残しを啜る虫けらのような存在でしかないんですよ」
それを聞いたシャルルは何かのリミッターが外れたのか杖を取り出して呪文を唱え始めた。
「流れ出る青き水よ その力を形に変えて 我に仇なす者を退けよ」
シャルルが呪文を唱え終わると、何処からともなく大量の水が現れイケメン貴族を飲み込んでいった。
・・・・・・ここ一応室内なんですけど。
扉の辺りが水びだしなんですけど・・・
シャルルはいつもこうだ。誰かが俺の悪口を言うとすぐに見境が無くなってしまう。
これが世に言うヤンデレなのか・・・・まあいいや、さすがに殺されたりはしないだろうからさ・・
それにシャルルは可愛いしね。やっぱり美少女は世界の宝だ。うん。
シャルルは振り返って俺のベットにダイビングしてきた。うほっ
「えへへ・・またやっちゃいました。」
かっ、可愛すぎるだろーーーーー
ふっ俺もこう見えて精神年齢27歳の大人だぜ。こんなことで挙動不審になるほどのやわい精神じゃねぇぜ。
仰向けになってる俺の上にまたがるシャルルに俺は
「本当にすいません、シャルル様。でも、俺みたいな下級貴族ではシャルル様には釣り合いません。だからもうここには来ないでください」
と話す。もうシャルルを俺みたいな奴に縛り付けたくない。シャルルは毎日のようにここに来ては国の様子や学園での生活を話して言ってくれる。正直言って嬉しい。それに俺はシャルルが大好きだ。だから、シャルルを縛り付けたくない。だから拒絶する。
シャルルは瞳に涙を浮かべる。その様は18歳とは到底言いがたいものだ。
「・・・ひぐっ・・ひぐっ・・・わっ・・私・・・私じゃ・・駄目なんですか・・ひぐっ・・」
なんていい子なんだ。身長が155センチくらいの華奢な体をしているシャルルは本当に11年前から成長していないように感じる。
「シャルルおいで」
俺はベットから上半身を上げて、シャルルを抱きしめた。やっぱりシャルルに本当の気持ちを聞かないと駄目だ。だから俺は――
「俺はシャルルの事を愛している。でもシャルルは俺が側にいたら困るだろう「そんなこと無いです。私はシリウス様さえ居てくれたら何もいりません」・・・シャルル・・・」
この瞬間、俺は思った。俺はなんて馬鹿だったんだろうと。そして俺が彼女を縛っていたんではなく彼女が自分からそうしていたことに気付いた。
俺の胸の中で泣く少女を見て、俺は彼女に見合う男になる。そう心の中で誓った。
そして次の日。
「シリウス様ー♪」
ガチャ。
「あれっ・・・・・シリウス様?」
ベットにはいつも居るはずのシリウスが居ない。
それどころか部屋の中には人の気配が無い。
一体何処に行ったのだろう?シリウス様がベットに居ないなんておかしい。
そう思っていると、後ろから人の気配がした。
「誰っ?」
振り返るとそこには黒いマントをはおりいかにも魔術師って感じの人が3人居た。
魔術師の一人が
「これはこれは姫様ではないか。丁度いい。われわれと一緒に来てもらえますかな」
と言ってきた。そして姫は、
「私のシリウス様を何処にやったの?」
逆に言い返した。シリウスは姫様の物らしい。
そして先程とは別の魔術師が
「あの方なら先程捉えました。あなたが抵抗しなければ、あの方の命は保障しますよ」
と言った。もちろん姫は、シリウスが何か特別な力を持ってることは知っていた。それが何なのかは知らなかったが昔、シリウスが姫を反帝国組織の刺客から救ったことをいまだに覚えている。
でも相手は魔術師が3人。いくらなんでもあの時の刺客とはレベルが違う。さすがにシリウスが特別な力を持っていても敵わないだろう。
そう思った姫は
「わかりました。シリウス様には指一本触れないでくださいね」
と言った。
すると3人目の魔術師が、
「この女あの御方のところに連れて行く前に俺が味見してやるよ」
そう言って近づいてきた。どうしよう抵抗したらシリウス様が、殺されてしまう。
魔術師の手がシャルルに触れそうになった瞬間、吹き飛んだ。
他の魔術師は何が起こったのかわからないでいる。
それもそのはずだ。いきなり一人の魔術師が跡形もなく消し飛んだのだから。
「一体なにが起きた?」
残った2人の魔術師の一人が口を開く。
かんじんの姫様もなにが起きたのかわからない様子。
すると残った魔術師の一人がいきなり消えた。
残っているのは後一人だけ。
「なっ、なにが・・・なにが起きているっ!!!」
すると姫の前に一人の少年が立っている。
「きっ貴様だな!?一体何をした!!!」
少年はもちろんシリウスだ。
「その質問に答える価値はない。お前らこそ何者だ?」
魔術師は少年が出した質問を無視して逃げようとする。
「まっまずは形勢を立て直す必要がある。」
魔術師は呪文を唱えだした。
「光よ来たれ 我をかの地へ 導きたまえ―――」
魔術師は呪文を唱え終わる瞬間。気絶した。
もちろんやったのはシリウスです。
「さてと・・・シャルル様。お怪我はございませんか?」
床に倒れこんでいるシャルルに手を差し出す。
そしてシャルルはその手を取って・・・・・俺を引っ張った。
下から引かれたせいで横たわるシャルルの上に倒れた。
とっさに俺は立ち上がる。そしてシャルルも。
見つめ合うシャルルと俺。
「何処に行っていたんですか?心配したんですから。」
シャルルが泣きそうな声で呟く。
「本当にすみません。なまっている体を動かしに行っておりました。」
そう、俺は今日初めて家から出て色々な場所を見て回っていた。
帰ってきたら複数の魔力反応があったからもしやと思ったが、その通りだった。
それでもシャルルには怪我一つでも無かったから良かった。
「シリウス様お体は大丈夫なんですか?」
「うん。最近体調が良くなってきていてね、もう少ししたら完全に治るとおもうよ」
嘘です。すいません。本当は何処も悪いところなんてありません。本当にスイマセン。
心の中で謝る俺。シャルルは俺が完全に治ると聞いて、すごい笑顔で喜んでいる。
シャルルは突然話を切り出した。
「お体のほうが良くなってきたんでしたら是非、学園に入られてはどうでしょうか?シリウス様は何か特別な力を持っているようなので入学試験は楽勝だと思いますよ。」
たしかにこちらの世界の学校に行ってみたいと前々から思ってはいた。
「うん。そうだね。一ヵ月後にある入学試験を受けに行ってみるよ。」
そう言ってこの日は別れた。
シャルルは帰る時に
「学園で私以外の女の子とイチャイチャしたらどうなるかわかりませんよ。」
と言っていたみたいだが、聞かなかったことにしよう。何が起きるかわからないしね。うん。
後から知ったのだが俺の屋敷に入り込んでいた魔術師達は俺と姫の仲を妬んだ上級貴族の人が送り込んできたらしい、俺を殺すために。この事実を知った姫は、犯人を探し出して――――――まあこれ以上は言わない方がいいだろう。うん。
明日から、屋敷の周りに防御結界でも張って、一部の人しか入れないようにしとかないとね。
でないと姫が侵入者を殺しちゃうかもしれないからね。
次回いよいよ学園編突入です。
皆さん評価を・・・・・評価を・・・・・バタンッ
次回お楽しみにー
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