フミクンとフミクン(2/2)縦書き表示RDF


見てもしょーがない
フミクンとフミクン
作:メフィスト牛子



急☆展☆開


今度は鼻!?
どうやってこの鼻の穴に納まっているのか、考えたくもないが非常に気になる。
それに今度のそれは、顔面に堂々と現れ、痒いのか時折、もぞもぞ動いたりしている。
するとフミクンが、またあの甘い吐息を漏らした。


なぜかあたしは、恐怖よりも、フミクンに対するイラつきが倍増した。
(もう!知らないんだからっ!キモッ!フミクンキモッ!これだからニートは!!)
あたしはフミクンの顔から目をそらせた。


でも……でもなんで、尻からいきなり鼻に移動したんだろう?


だが、その答えは、ばかばかしい程に単純明快だった。

パンツを下ろされ、鼻から足の小指を出して悩ましく悶えているフミクンのななめ後ろに、そのフミクンを唖然と見つめているパンツを履いたまま尻から足指フミクンが固まっていたのだ。


「ちょっ!ふっ、増えてるっ!?」そう、この時すでにフミクンくんは、二人になっていたのよね。
さすがのあたしもこれには正直、肝を潰した。ちょっとちびったことは伏せておくけれど、人間って、極端にパニくると、思考を一時ショートさせるものなのね。


それからどれくらいの時間が経ったのか…クリスマス道子のエンドロールが終わった時、私たち3人は、ほとんど同時に、ハッと我に返った。


フミクンとフミクンは、お互い気まずそうに軽く会釈を交わし、あたしはというと、それをポカンと口を開けて見守った。

3人は無言のまま、借りてきたもう一枚のDVD(ホタルの墓リターンズ)を誰が言い出した訳でもないが、貸し出し期間が一泊なのでという理由で、なかばしかたなく見ることにした。その場にいた3人が、今の今までそのことに気づかなかったなんて有り得るの!?

そんな声も聞こえてきそうなこのお話、次回、最終回!『足の指は関係なかった』をお見逃しなく!


見てやろうという人必見!次回最終回!













ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP


小説家になろう